巨匠ヴィム・ヴェンダース監督の7年振りの劇映画であり、豪華キャストが出演する『誰のせいでもない』の日本版予告編が完成しました。
本作で、昨年のベルリン国際映画祭金熊名誉賞を受賞したヴェンダース監督だが、予告編の冒頭でこれまでのフィルモグラフィーが紹介され、あらためて偉大な監督であることを実感させる。それに続く、真っ白な雪に包まれた街。走る車。そして急ブレーキ。この映像の連なりを見るだけでも、ヴェンダース・ファンなら本領発揮の予感が・・・。 加えて、豪華で魅力あふれる俳優たち。主人公の作家に『スパイダーマン』『127時間』『スプリング・ブレイカーズ』のジェームズ・フランコ。彼がひき起こした事故に息子が巻き込まれる母親には、伝説の『シャルロット・フォー・エヴァー』から最近はラース・フォン・トリアー作品で大胆な演技を見せるシャルロット・ゲンズブール。フランコ演じる作家に別れを告げられる恋人には『アバウト・タイム』や『スポットライト 世紀のスクープ』のレイチェル・マクアダムス。フランコに惹かれていく編集者に『みなさん、さようなら』『潜水服は蝶の夢を見る』のカナダ女優マリ=ジョゼ・クローズ。 |
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本作は本来3D作品として撮影され、日本では2Dと3Dでの上映が予定されていて
監督:人物の心の深い奥こそ3Dで語るにふさわしい。 と言うヴェンダースの言葉通り、俳優たちの表情や内面を、ロードムーヴィーの名手ヴェンダースらしく風景のランドスケープのように映しだす独特なカメラの動きも感じ取れます。 一つの事故。一人の男。三人の女。 魅力的なキャストとヴェンダースならではの感情のランドスケープ。 『誰のせいでもない』 原題:Every Thing Will Be Fine 11月12日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー! |
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物語・・・
カナダ、ケベック州モントリオール郊外。作家のトーマスは恋人サラと暮らしているが、仕事がうまくいかずその関係はぎこちない。 ある大雪の日、車を走らせていたトーマスは目の前に飛び出してきた何かに驚き急ブレーキをかける。そこには車の前で虚ろに座り込んでいる幼い少年がいた。幸い怪我もなくほっとしたトーマスが彼を家まで送ると、母ケイトは息子の姿を見て半狂乱になる……。 トーマス、恋人のサラ、編集者のアン、そして少年の母ケイト。 誰のせいでもない一つの事故が、一人の男と三人の女の人生を変えてしまう。 |
CAST
ジェームズ・フランコ
シャルロット・ゲンズブール
レイチェル・マクアダムス
マリ=ジョゼ・クローズ
監督:ヴィム・ヴェンダース
脚本:ビョルン・オラフ・ヨハンセン
撮影:ブノワ・デビエ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
配給 トランスフォーマー
2015年 ドイツ・カナダ・フランス・スウェーデン・ノルウェー 118min
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