このマンガがすごい!2015 オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞!まっすぐに「いま」と向き合う少年少女の姿を等身大に描き、全世代から共感と感動を呼んだ名作、大今良時の漫画「聲の形」。
京都アニメーション制作によりベストセラーコミックの映画化、映画「聲の形」の完成披露上映会舞台挨拶が行われ、早見沙織さん、松岡茉優さん 、山田尚子監督 が登壇しました。さらに主人公・石田将也役を演じた入野自由さんからのビデオコメント、aikoさんからの手紙など盛りだくさんなイベントとなりました。 日程: 8月24日(水) |
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大きな拍手の中、ヒロイン西宮硝子役の早見沙織さん、小学生時代の石田将也役の松岡茉優さん、そして、山田尚子監督が登壇。
それぞれのあだ名がはやみん(早見)、まっつん(松岡)、なおべえ(山田監督)と呼ぶことを宣言!ということで、表記をあだ名でお送りします! それぞれが演じたキャラクターについて尋ねられ
と語り、共演した印象的なシーンとして、 はやみん:心に刺さるシーンが沢山あっるのですが、幼少期の硝子と将也が本当の意味でぶつかり合うシーンがあるんです。全然言葉になっていないんだけど伝わってくる、伝えたい気持ちがあって、これが「聲の形」の核になっているんじゃないかなと思いましたね。 まっつん:そのシーンの収録の時は、わーっと感情的になりすぎて、声がでなくなってしまったんです。(笑)大好きなシーンです。 とアフレコ時を振り返ると早見さんも、泣いてしまって声が出なくなったを吐露。 なおべえ監督:そのシーンは、将也は聴こうとしているし、硝子は伝えようとしている、すごく大事なシーンだったので、そうお二人に思って頂けたなら良かったです。発する声を通してそれが伝わるすごいシーンになりました。 このシーンで松岡さんが喉をからしての最後に発した言葉がキーになりそう。映画館で確認してください。 |
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そして、会場に来れなかった高校生の将也を演じた入野自由からのビデオメッセージでは
入野さん:アフレコ前に監督とお話しした時に、肝になる描きたい部分は、「伝えたいけど伝わらない。繋がりたいのにつながれない。」ということだと。漫画7巻をぎゅっとして、映画「聲の形」で表現したいものはこれなんだっていうものがこのフィルムには詰まっていると思います。〝聲の形“愛を存分に会場の皆さんに僕の分までぶつけてきてください! という激励を受け松岡さんが収録中に入野さんと会い、その後に臨んだクライマックスシーンでは変化があったそうだ。 まっつん:飯野さんとは一瞬だけお会いできて。かけがえがなくて。私自身が入野さんの声を聞いたあとで良かったなと思っています。 なおべえ監督:そうですね。松岡将也と入野将也。二人がひとりになった瞬間ですしたね。奇跡的な出会いをしているなと思うほどすごかったんです。 とアフレコ時を振り返りました。 はやみん:この幼少期があったからこの大人になったのが、筋が通ってわかりやすく。先に大人をとってから子供をとったんです。影響しあっているのを強く感じて視聴者としてはいいなと。成長を見られるのがいなと思いながら観ました。 |
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続いて、主題歌「恋をしたのは」を歌うaikoさんからお手紙が!(抜粋)
aikoさん:私は漫画「聲の形」が大好き過ぎたんです。愛する人を想う心の底にある誰にも言えない位揺るぎない強い思いを書きました。「恋をしたのは」が聲の形の映画の道端で咲いていられる花になれたらいいなと願っています。 山田監督:すごいよくて毎日歌ってます。主題歌のイントロがピアノの練習曲みたいな感じで小学生から高校生まで、その過程をずっとみていてくれるような感じがしてすごくいいんです。 と監督のお気に入りの一曲に。 |
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最後に・・・。
はやみん:ふんわりしたやさしい絵柄とやさしい音楽に包まれる映画ですが、内容は鋭利なところも描いています。自分が封印していたものがこじ開けられるような気持ちになることもあるかもしれませんが、今日この時間だけはそういうものを開放して、この作品と自分をぶつけあってほしいと思います。」 まっつん:いよいよみなさんの元にこの作品が届くのがすごくうれしいです。わたしはこの映画をみて、過去を振り返ることも出来たし、ポジティブにもなれました。明日を生きることがすごく楽しみになります。皆さんにも優しくて温かくて、幸せな気持ちになってほしいです。 なおべえ監督:明日、もう一歩前に進むことができる、そんなちょっとした希望の兆しを灯せる作品になるといいなと思います。 としめくくり、ました。 物語・・・ 公式サイト: |
キャスト:
石田将也:入野自由/西宮硝子:早見沙織
西宮結絃:悠木碧/永束友宏:小野賢章/植野直花:金子有希/佐原みよこ:石川由依/川井みき役:潘めぐみ/真柴智:豊永利行
石田将也(小学生):松岡茉優
原作:「聲の形」大今良時(講談社コミックス刊)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
設定:秋竹斉一
撮影監督:髙尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔 主題歌:aiko「恋をしたのは」
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:映画聲の形製作委員会(京都アニメーション/ポニーキャニオン/朝日放送/クオラス/松竹/講談社)
配給:松竹