今年の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016」のCMは、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザの産学官連携プロジェクトのひとつとして日本工学院専門学校の学生が手がけ、CGアニメーションと手書きアニメーションによる2本のCMを制作されたそう。
(産)SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザx(学)日本工学院専門学校x(官)埼玉県 今回、映画祭の関連企画として、CM制作に携わった学生4名によるアニメ制作プレゼンテーションとCG制作プレゼンテーション、更に+2名してパネルディスカッションが行われ、指導教員を務めた映像作家の原田一平氏を講師に迎えたCGと手書き、それぞれの手法の違いと対比をテーマにしたメイキングセミナーと盛りだくさんでイベントが行われました。 登壇者 |
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まず最初に今回制作されたCMが上映され 映画祭のCMを作る産学官連携プロジェクトのメイキング映像の後、アニメチームとCGチームの制作プレゼンテーションタイムに。それぞれの制作過程とエピソードを語りました。 まずはアニメ編を制作した日本工学院漫画・アニメーション科の監督を務めた嘉藤さんと上坂さんが登壇。 嘉藤監督:企業さんからの依頼で作るのは初めてで、期間が短い中での制作でしたが出来上がりを凄い褒めてもらえて嬉しかったです。(監督と呼ばれながら)外のMAスタジオでアフレコやその後の編集作業にも携われて、プロと一緒に仕事ができたのは凄い良い体験でした。また、このステージに立ちたいです。頑張りたいと思います。 と、感無量のご様子。 |
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続いて、日本工学院CG映像科の山田監督と林さんが登壇してのプレゼン。 CGチームは400体のデジタル君を動かすのに1週間しかなく苦労したそうですが、出来上がりはソフトでコミカルなCGと実写の合成の良作に。しかしながら・・山田監督には少し不満が・・・ 山田監督:CM作品は成功したのですが、映画祭に出品する作品が間に合わなかったのが残念でした。チャレンジしたいです。 と、クリエーター魂を感じる発言も! |
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この後、CGチームの小池さんと川辺さんが合流して和気藹々なパネルディスカッションが行われ、さらなる制作秘話が明かされました。実は、制作期間は3週間程度という短さだったそうで 原田氏:彼らは時間が無い中で、プロジェクトをいくつも抱えて頑張ってくれました。今回クライアントがいて、勝手に作れない制約のある中で企画も絵も音もちゃんとして完成させないといけないというクリエイティブ体験は良い機会だったと思います。(実際の)仕事も同じなので。 と絞めました。 最後に、原田 一平氏により、アニメとCGの制作違いのセミナーが行われイベントは終了となりました。 |
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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016は明日まで明日はコンペティションの発表とクロージングセレモニーが行われます。
<SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016 開催概要> 会期: 公式サイト: ©埼玉県 |