第10回福井映画祭 第30回高崎映画祭上映作品 第14回 中之島映画祭 グランプリ 長編部門 入選作品 第2回こども国際映画祭in沖縄 上映作品 福島県の1,000人に感動を巻き起こした中学生の視点から“フクシマ”を描いた映画『ハルをさがして』が8月6日(土)からの東京公開が決定しました! 2012年夏。 監督は、新進気鋭の尾関玄。中学生の視点からまっすぐに” フクシマ” を描いています。 出演には、オーディションで選ばれた小柴大河、佐藤菜月、小泉凱、橋本一樹の4 人が等身大の中学生を瑞々しく演じています。 旅の道中で出会う強面のおじさん役にV シネマの四天王.小沢仁志。震災で息子を失ったスナックのママ役には演技派女優の洞口依子。個性溢れる実力派二人の熱演が物語に深みを与えています。 |
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尾関 玄監督コメントをどうぞ!
主なロケ地は福島県いわき市と福島県田村郡小野町。震災で被災した動物の保護活動をしているペットシェルター「LYSTA」や小野町商工会など現地の多くの方々に御協力をしていただき『ハルをさがして』は完成させることが出来ました。また今年の3月17日には東日本大震災を風化させない取り組みの道徳の授業の一環として小野町立小野中学校の生徒さんに向けて上映会を行うなど、これまでいわき市と小野町で述べ1000人が鑑賞しています。 『ハルをさがして』を撮って、良く聞かれる事がある。「何故あなたは福島出身でもないのに、福島が舞台の映画を作ったのか」何故だろう? 僕は父親の仕事の都合で幼少期から転校を繰り返していた。2,3 年住んだら別の町へ。僕には厳密に故郷といえる場所はないかもしれない。でも故郷という言葉を聞くと、愛知県の片田舎の、中学の同級生達と通った、何の変哲もない通学路をイメージする。友達がいて、好きな女の子がいて、今思えば恥ずかしい夢とかもあったりして。思春期を過ごした場所だからそう感じるのかもしれない。 本作品を製作•宣伝•配給を行っているISHIO は、同じ中学の同級生たちで作った自主制作映画のチーム名でもある。 そんな矢先、3.11 がやってきた。 雪崩の様な情報が押し寄せる中、こんなスローガンを見かけた。「福島のこども達を守ろう」そのスローガンをじっと見ていた。ふと頭によぎった。もし僕が同級生と通っていたいつもの通学路が、危ない、危険だと報道されていたら?中学の友達たちは故郷に残って暮らしているのに、僕だけが東京に避難していたら? もし自分が福島の子供であったら、どうしただろう。 |
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物語・・・ 2012 年夏。ノボルは都内で暮らす中学3年生。
ノボル達は淡い期待を胸にチエコと同行を決める。 |
小柴大河 佐藤菜月 小泉 凱 橋本一輝 / 洞口依子 小沢仁志
才藤了介 緒川 凛 齋藤あきら 武藤令子
川崎裕子 蛭田智道 牧 純矢 桜 あん
企画.製作.配給.宣伝/ISHIO
プロデューサー: 内藤 諭 脚本.監督: 尾関 玄
音楽監督: 遠藤浩二 撮影監督: 栗田東治郎 録音.整音: 小牧将人
編集: 石川真吾 制作担当: 今井尚道 衣装:Ka na ta
ヘアメイク: 松本智菜美 スチール: 河内純子 助監督: 佐藤純也
主題歌「呼んでくれ」 甲本ヒロト
2015 年/ 日本/HD/ ステレオ/ カラー/93 分
© 2015 ISHIO