いよいよ映画『無伴奏』がいよいよ3月26日(土)より新宿シネマカリテ他全国にて公開となりました。 瑞々しく大胆な10代の性と、男女の、そして同性への苦しい恋心を描いた衝撃的なラブストーリーです。 そして、初日舞台挨拶が成海璃子さん、池松壮亮さん、斎藤工さん、遠藤新菜さん、矢崎仁司監督が登壇して行われ、主題歌「どこかへ」を担当したDrop’sの中野ミホさんが「どこかへ」を弾き語りバージョンで熱唱しました! 『無伴奏』初日舞台挨拶、主題歌披露 |
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鑑賞後の観客は余韻を噛みしめるように静か。。 でも、呼び込まれたキャストと監督に大きな拍手が起こりました。 成海さん:初日に足を運んでいただきありがとうございます。映画を気にいってくれたら凄く嬉しいです。 齋藤さん:観終わったお客さんの心の色が大事な作品だと思っています。この前の舞台挨拶では新菜さんと同じ衣装だったんですけど、こちらはマスコミが入ると聞いたので着替えてきました(場内爆笑) 遠藤さん:どういう気持ちでいらっしゃるのか気になっています。 矢崎監督:嬉しいです。来てくれてありがとう。繰り返し見られる映画を作ってます。また何日かしたら観に来てください。 |
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MC:1970年代の青春。どういうところを意識して演じましたか?
成海さん:最初にお話いただいた時に。いろいろ背負って生きていく役だなと。そこは背負うぞという覚悟はしました。小池先生が実際に描いていたデッサンノートとかは見せていただきました。 MC:成海さんは池松さんと共演していかがでしたか? 成海さん:素晴らしいです。本当に頼れる人で、沢山助けてもらえました。本当に色んなモードになったのですが、凄い躁なときとか、やめたくなったり。池松君に話すと・・言葉をくれるので。 MC:素敵ですね!池松さん。 池松さん:素敵ですね。僕の役は微妙な役ですけど。僕が見放されたらね。僕を好きな人たちまで見放される。その微妙の場面を付けたらなと。マイノリティーと言うところで。本当の心が映ればな~と思って演じました。 監督、キャストの皆さん。素晴らし方たちで。成海さんは素晴らしいですし、齋藤さんには助けられたし。遠藤さんは大型新人現る!という感じで。はい。短いですね・・・ 遠藤さん:気になります?劇中で着ている衣装なんです。 齋藤さん:僕はこれの黄色を前の回で着てました。 MC:現場はいかがでしたか 齋藤さん:それぞれの世界を持った人たちが、溶け合う感じで良かったです。実際、オファーいただいた時。実年齢と距離あるなと思いましたが堂々と現場にのぞめばいいと。複雑な人しか出てきていないですけど。小池先生の目線を矢崎さんが切り取るか、どう響子の目に映るかは意識して演じました。 そして携帯やSNSが存在していない時代。人と人が交わした言葉が自然と重みを持っている時代に、焼きもちをお覚えました。内面的に豊かな時代だったなと。 |
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MC:ラスト美しい映像と・・切ないですよね。
齋藤さん:打ち合わせはせずに、本番の感情で。池松君の感情がビシビシ伝わってきたので、竹やぶで涙が出て。心だけクリアにそこにいました。二度と撮れない心情と表情だと思います。 池松さん:最後決着つけないといけないし。微妙なところですけどね。。。。色々あるんですよね。はい。 MC:成海さんはお二人の姿を見ていかがでしたか? 成海さん:現場にいたくなかったですよね。見てしまったら。居なくなりたくなりました。 MC:ジェラシーになりますよね。 成海さん:はい。見せつけられましたね。 齋藤さん:見せつけてやりましたよ。 MC:遠藤さん。後半切ないですけど。 遠藤さん:順を追って撮っていただけたので、進むにつれて・・悲しかったです。でもエマとして幸せだったかもしれないなと。 MC:相手が斎藤さんで良かったですか? 遠藤さん:そうですね。ああいうシーンに関してはプロですからね。 齋藤さん:ああいうシーンの2級持ってますからね。 遠藤さん:やっぱりプロだな~と。素敵にリードしてくださったので、包容力もあるしミステリアスだし。ずっとエマでいさせていただけたなと。 齋藤さん:光栄です MC:小池先生のは自伝的内容を映画化していかがでしたか? 矢崎監督:小池さん出会った時に美しくって。彼女の思春期を成海さんにやってもらえて・・先ず初めに小池さんに見せたくて。初号試写の後は路上で抱き合いました。本当に嬉しい瞬間でした。 |
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ここで主題歌を担当しているDrop’sの中野さん登場!
監督:最初に中野さんの声にやられて。既に無伴奏を勉強されていて曲も作られていたんですが。いったん映画のことを忘れて、思いっきりラブソングを!とお願いしました。 主題歌の「どこかへ」をアコースティックバージョンで熱唱! 齋藤さん:無伴奏は「カノン」が一つの主人公のような映画ですが その後にもう一人の主役としてDrop’sさんの主題歌が流れることで成立していると思います。 矢崎監督:感動で・・・(涙)すみません。ありがとう。 |
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物語は・・・
1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代に仙台の高校に通う多感な女子高校生の響子(成海璃子)。同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。 そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、バッヘルベルのカノンをリクエストする渉。響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。 ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。 3月26日(土)新宿シネマカリテほか全国ロードショーです。 |
成海璃子 池松壮亮 斎藤工
遠藤新菜 松本若菜 酒井波湖 仁村紗和 斉藤とも子 藤田朋子 光石研
監督:矢崎仁司
原作:小池真理子『無伴奏』(新潮文庫刊、集英社文庫刊)
製作:重村博文/川村英己/西田宣善
プロデューサー:登山里紗/山口幸彦/楠智晴
脚本:武田知愛/朝西真砂
ラインプロデューサー:野村邦彦
撮影:石井勲 照明:大坂章夫
録音:吉田憲義 美術:井上心平
音楽:田中拓人 編集:目見田健
衣裳:宮本茉莉/江頭三絵
ヘアメイク:宮本真奈美 音響効果:佐藤祥子
助監督:塩入秀吾 制作担当:三浦義信
主題歌:「どこかへ」Drop’s(STANDING THERE, ROCKS / KING RECORDS)
配給:アークエンタテインメント
製作:「無伴奏」製作委員会(キングレコード/アークエンタテインメント/オムロ)
2015年/日本/カラー/16:9/5.1ch/132分/R15+
©2015 「無伴奏」製作委員会
2016年3月26日、新宿シネマカリテほか全国ロードショー