リチャード・リンクレイター監督最新作にして、最高傑作『Boyhood』の邦題が、
『6才のボクが、大人になるまで。』 に決定し、11月より日本公開されることとなりました! 2014年2月、第64回ベルリン国際映画祭で上映されるやいなや世界を驚かせた『6才のボクが、大人になるまで。』。同映画祭でリンクレイター監督に2度目の監督賞(銀熊賞)をもたらした本作。 なんと6歳の少年メイソンとその家族の変遷の物語を、同じ主要キャストで12年に渡り撮り続けた画期的なドラマ。可也リスクのある撮り方ですよね。。どう育つかわからないのに。 |
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メイソンの成長を優しいまなざしで見守るリンクレイターは、家庭や学校のさりげない日常のひとこまを切り取ることで、少年の内面に渦巻く葛藤や悲しみを繊細に描写。
さらに、その描写を12年分積み重ねていくことにより、パーソナリティが形成されていく過程を、誰もが見入ってしまうドラマチックな物語に仕立てています。 また、劇中にはイラク戦争やオバマ大統領の誕生といったアメリカ史を彩る出来事も盛り込まれていますが、主に時代を表すのは、メイソンがいじるゲーム機やハリー・ポッター・シリーズの巻数。サブカルチャーに託して時の流れを物語る演出によって、日常に根差して人生を語ろうとするリンクレイターらしいこだわりが窺える仕上がりです。 |
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物語ですが・・・
すべての瞬間に、「大切」が宿ってる。 主人公は、テキサス州に住む6歳の少年メイソン。キャリアアップのために大学で学ぶと決めた母に従ってヒューストンに転居した彼は、そこで多感な思春期を過ごす。 アラスカから戻って来た父との再会、母の再婚、義父の暴力、そして初恋。 周囲の環境の変化に時には耐え、時には柔軟に対応しながら、メイソンは静かに子供時代を卒業していく。やがて母は大学の教師となり、オースティン近郊に移った 12年の時が様々な変化を生み出す中、ビールの味もキスの味も失恋の苦い味も覚えたメイソンは、アート写真家という将来の夢をみつけ、母の手元から巣立っていく。 |
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あどけない少年から凛々しい青年へと成長していくメイソンを演じたのは、12年前にリンクレイターがオーディションで見出した逸材、エラー・コルトレーン。
さらに、メイソンの母親役のパトリシア・アークエット、父親役のイーサン・ホーク、姉役のローレライ・リンクレーターも、12年に渡りそれぞれの役の変化と成長を演じています。とりわけ強い印象を残すのがアークエットで、子育てと重労働に疲れ果てたシングルマザーが、大学で教鞭をとる自立した女性へと生まれ変わっていく様を熱演した彼女は、 『6才のボクが、大人になるまで。』 11月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー |
原題:Boyhood
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
出演:パトリシア・アークエット、エラー・コルトレーン、ローレライ・リンクレーター、イーサン・ホーク
配給:東宝東和
(c)2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.
上映時間:2時間45分
年齢区分:PG12