映画情報どっとこむ ralph 5/14(月)締め切りの映画『歩けない僕らは』(旧題:『嘘とホームラン』)の宣伝費向けのクラウドファンディング認知度アップの目的で、佐藤快磨監督の参考作品『ガンバレとかうるせぇ』(出演:堀春菜、細川岳/釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門正式出品、PFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞をW受賞)の上映会及び、佐藤快磨監督と5月26日にディーン・フジオカ主演の『海を駆ける』の公開が控える深田晃司監督(『淵に立つ』がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞)のトークイベントが行われました。

日時:2018年5月6日(日) 
登壇:佐藤快磨監督、深田晃司監督

映画情報どっとこむ ralph 佐藤快磨監督の『ガンバレとかうるせぇ』を2回観たという深田晃司監督。

深田監督:高校の同級生の喧嘩があったりと、ある意味ではベタな話なんですけれど、青春ものの定番を全部外してくるというか、人物・キャラクターの作り方の面白さで、ここまで新鮮・リアルに見えるんだなというのが面白かった。

という感想からイベントはスタート。

深田監督:キャスティングに、大作映画だとそう見られないようないい顔が揃っているなと思いました。

と言う深田監督に、

佐藤監督:マネージャー役の堀春菜さん、キャプテン役の細川岳さん、エース役の布袋涼太さん、先生役のミョンジュさん以外のメインキャストは、当時僕がバイトしていたバルト9のバイト仲間です。

と話すと、会場中がビックリ!
大人数のサッカーの練習シーンは、監督の母校のサッカー部の当時の1年生に出て頂いたとのこと。

映画情報どっとこむ ralph 堀春菜さんに関しては、『ガンバレとかうるせぇ』の撮影の2年前に、佐藤監督がスタッフとして入っていたワークショップで号泣する演技に衝撃を受けたそう。

佐藤監督:いざ2年後映画を撮るとなった時に、堀さんが当時いた事務所のホームページを見たら辞められていて、その後SNSで検索してもひっかからなくて、撮影1週間前にもう一度『堀春菜』と検索したら、たまたまその前の日にTwitterを始められていた。『2年前の佐藤です』とお声がけさせていただいたんですけど、堀さんは覚えていなくて、お母さんに相談して、三者面談をして、1週間後に1週間秋田で撮影をして、堀さんの映画デビュー作となりました。

と運命的なエピソードを披露。

堀さんのワークショップでの演技について聞いて

深田監督:『ガンバレとかうるせぇ』では、感情を爆発されるような芝居ではなく、抑える芝居でしたね。普通に演じると、役者さんの生理としては、感情を込めたくなるところを、監督が抑えさせているんじゃないですか?

と分析。『ガンバレとかうるせぇ』の英題をつける際に、「ガンバレ」という言葉にしっくりくる訳がなく、最終的に”Don’t Say That Word(その言葉を言わないで)”というタイトルにしたという裏話も披露されました。

因に監督最新作『歩けない僕らは』は、”Sticks and Stones”という英題で海外映画祭にエントリーしています。


motion-galleryにて5月14日(月)までクラウドファンディングで宣伝費の支援を受け付けている新作『歩けない僕らは』について、

佐藤監督:脳卒中になった方などが、急性期を過ぎてから、国に定められた一定期間、入院しながら集中してリハビリを行う回復期リハビリ病院が舞台で、そこのセラピスト(理学療法士)さんと患者さんの関係性を描いた作品です。

と説明すると、

深田監督は『歩けない僕らは』のポスターを見て、『ガンバレとかうるせぇ』主演の堀春菜さんと細川岳さんの名前を発見!

深田監督:『楽しみですね。4年経って、結構成長しているんじゃないですか?

と聞くと、

佐藤監督:細川君は髪が伸びてます!

と答えると、会場は大爆笑!『ガンバレとかうるせぇ』の撮影当時、細川さんは高校生ではなかったけれど、堀さんは実際に高校生だったそう。

佐藤快磨監督は、池袋シネマ・ロサで5月10日(木)まで連日20:30より上映中の「バウムちゃんねる映画祭」で、短編映画『ハッピーハッピーサタデー』(5分30秒)が上映されていて、

深田監督:すごく面白かったです。ラストシーンが素晴らしいので、ぜひラストシーンを観に行って下さい!

と大絶賛。

映画情報どっとこむ ralph 一方で。深田晃司監督は、ディーンフジオカさん主演の映画『海を駆ける』の小説版が5月11日に発売され、映画は、5月26日よりテアトル新宿ほかにて公開。

深田監督:『淵に立つ』と全然違う雰囲気で、インドネシアのバンダ・アチェに観光に行った気分で観れる映画なので、ぜひ気楽に観て頂きたいです。

と、話します。

(本日5/7『海を駆ける』完成披露イベントがありますので、弊社の記者も参加する予定ですので、夜には記事化致しますので、お楽しみに!)

©︎2018 “The Man from the Sea” FILM PARTNERS

また、6月16日から6月29日まで21時より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて特集上映「深田晃司まつり2018」が開催。5月30日まで、新作短編映画『ジェファソンの東』制作とプレイベント『映画茶話』企画制作のクラウドファンディングを行っています。

映画情報どっとこむ ralph 歩けない僕らは』 

Twitter:https://twitter.com/uno_narumi_proj


物語・・・
宮下遥(宇野愛海)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合モトキ)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)と田口リーダー(板橋駿谷)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

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宇野愛海 落合モトキ
板橋駿谷 堀春菜 細川岳 門田宗大
山中聡 佐々木すみ江

監督・脚本・編集:佐藤快磨(『ガンバレとかうるせぇ』、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』、『きっとゲリラ豪雨』) 
プロデューサー:登山里紗  撮影:加藤大志  撮影助手:勝亦祐嗣  照明:高橋拓  録音:吉方淳二  音楽:田中拓人
衣裳:馬場恭子  ヘアメイク:橋本申二  ヘアメイク助手:西田美香  助監督:葉名恒星  制作部:福島成人、原田親  スチール:西永智成

協力:医療法人社団友志会、十一合同会社、MotionGallery、独立映画鍋、ニューシネマワークショップ、アクターズ・ヴィジョン、栃木県フィルムコミッション、栃木市
©映画『歩けない僕らは』

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