「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」カテゴリーアーカイブ

ゆうばり映画祭 コンペ部門作品募集スタート


映画情報どっとこむ ralph 北の大地の映画祭として広く知られ、近年は「世界で一番、楽しい映画祭」をキャッチフレーズに開催を重ねて27回。来年の開催を待ち望んでる多くの方々のご期待に応えるべく、早くも、28回目の開催日程が決定しました!

そして、毎年、メジャー映画の話題作だけでなくマニア必見のインディーズ映画、何よりもゆうばり映画祭といえば特に熱い支持を得ているコンペ部門。年々その注目度に比例するように多くのファンが期待を寄せ、クリエーターの登竜門として国内外から注目を集めるほどに成長しました。

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018
会期:2018年3月15日(木)~3月19日(月)
会場:合宿の宿ひまわり 夕張市内各所 

公式HP:
http://yubarifanta.com 

Twitter:
@yubarifanta  

財政破綻した夕張市も、10年間の雌伏の時を待って、ようやく今年から積極財政に打って出ました。映画祭も2017年、民間だけで10回目の開催を実現し、いよいよ夕張市と共に、守りから外に打って出る時期が来たものと強く感じています。新たな目標として、クリエーターの方達の為に、2018年映画祭から、海外の映画祭とのさらなる提携強化を図り、具体的には、ゆうばりのオフシアター受賞作品を優先的に提携映画祭でも上映してもらう流れを作ります。若きクリエーターの才能を海外に直接紹介し、映画祭を通じてよりグローバルに活躍できる場を提供・創造していきたいと考えています。

映画情報どっとこむ ralph 業界屈指のコンペ部門他 2018年度作品募集スタート!! 

応募〆切:2017年10月24日(火)※オンライン受付

■ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門
■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門
■ゆうばりチョイス部門

ゆうばり映画祭では、次回開催に先駆けて、主要プログラムの作品募集を開始。

特に、ゆうばりが誇る業界屈指のコンペティションは、現在の映画業界で活躍する 『天然コケッコー』『味園ユニバース』の山下敦弘監督、『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督、『22年目の告白ー私が犯人ですー』の入江悠監督などメジャーシーンの第一線で力を発揮しているクリエーター達を多数輩出してきました。

この映画祭はSF、ホラー、ファンタジー、アドベンチャー、アクション、サスペンス等、イマジネーションとエンタテインメント性豊かなファンタスティック映画を対象とし、まだ見ぬ新しい才能の発見・育成や、映画による世界各国間の文化交流・相互理解の促進を通じて、市民、映画人、観客の三者のコミュニケーションによる出会いの場を映画祭が提供することで、エンタテインメント映画の質の向上に寄与することを目指しております。コンペ部門に限らず、日本の映画業界の未来の為に、映画祭の持つ大切な使命を果たすべく、ゆうばりは今期も新たな作品を募集いたします。次のニューウェーブとなるのは、あなたの作品なのかも知れません。

http://yubarifanta.com/entry/

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齊藤工監督『blank13』本年度大賞「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」


映画情報どっとこむ ralph ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017も、いよいよ本日3月6日(月)に最終日を迎えました。

今年度のゆうばり映画祭の本年度総来場者数:12,516人。開催期間中は天候にも恵まれ、道内外から多数の方々に来場しました。

市民のおもてなしによる<さよならビュッフェ>では、映画祭に参加したゆうばり市民や一般客が選ぶ「ゆうばりファンタランド大賞」ほか各賞が発表となり、本年度の大賞には、人気俳優・斎藤工さんによる“齊藤工”名義での長編初監督作『blank13』が選ばれました。

<ゆうばりファンタランド大賞発表!>
【作品賞】『blank13』
アンケートの得票数が圧倒的に多くいずれも高い評価が集まったこと、またゆうばり映画祭とも関係の深い斎藤が、“齊藤工”初めて長編監督作品ということで、ゆうばりファンタランド大賞の受賞が決定した。

◆受賞コメント:齊藤工(監督)
写真は3月3日舞台挨拶
親愛なる夕張の皆様、今年も素晴らしい映画祭をありがとうございました

皆様の暖房よりも暖かい歓迎に対し再び作品と共に「ただいま」と言える様精進して来たつもりです。そんな皆様に支えられ作った『blank13』が夕張の皆様によって評価して頂けた事はこの上ない歓びです

しかし本当に評価されるべきは映画祭スタッフ、学生ボランティアスタッフ、夕張市民の皆さんの方です

あなた方がいなかったら多くの作品が路頭に迷います
多くの映画人が行き場を失います

皆様に心から感謝しています。

この度の受賞。
我が最高のスタッフ・キャスト陣と喜びを分かち合いたいと思います。

そしてまた、次の「ただいま」の活力になりました。

齊藤工

映画情報どっとこむ ralph また、会期中最も市民や一般客に支持された人物に贈られる「人物賞」は、『KOKORO』、『哭声/コクソン』、

【人物賞】國村隼
(『KOKORO』、『哭声/コクソン』、國村隼トーク企画「俳優・國村隼KOKOROの声」)

招待作品部門で上映された『KOKORO』、『哭声/コクソン』というタイプの違うに作品を見事に演じ分けたことが、多くの観客に感動を与えたとして人物賞が授与された。

◆受賞コメント:國村隼(俳優)
ゆうばり映画祭の存在は知っていて、行った人から「すごくいいよ」とずっと聞いていました。今回実際に来てみて、この寒い時期の北海道でこんなにあたたかい映画祭があるというのは、日本に誇るべきだと感じました。さらに人物賞もいただいて、ありがとうございます。

映画情報どっとこむ ralph そしてトーク企画に登場した國村隼さんに決定。ご本人が登場し、会場で受賞の喜びを語りました。なお受賞者には、夕張の石炭で作った特製トロフィーが授与されました。

【イベント賞】北海道ロケトークスペシャル第3弾 鈴井貴之監督作品『雪女』からみる旧産炭地の魅力
鈴井貴之と鈴木直道夕張市長が旧産炭地の魅力についてトークイベントを実施。旧産炭地である夕張ならではの企画が好評を博し、イベント賞に決定した。

【ゆうばり市民賞】『大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン』
ゆうばり映画祭常連の「鉄ドン」チームが、今まで以上にハイクオリティな作品を引き連れて映画祭に帰ってきたことから、熱い支持を受けての受賞となった。

◆受賞コメント:おかひでき
本作は監督だけで28人いて、今回のゆうばり映画祭では45人の関係者が関わりました。怪獣の着ぐるみもたくさん持ってきて、市民のみなさんと楽しく遊べました。今回市民賞をいただけで感無量です。ゆうばり映画祭とは切っても切り離せない縁がある「鉄ドン」、これからもかわいがってください。


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ゆうばり映画祭2017 コンペ部門グランプリ発表!永山正史監督『トータスの旅』に


映画情報どっとこむ ralph 本日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017のクロージングセレモニーが行われ、注目のオフシアター・コンペ部門グランプリほか各賞が発表されました。

また、國村隼、ナ・ホンジン監督登壇のクロージング招待作品『哭声/コクソン』舞台挨拶や、本映画祭恒例のゲストが一同に介する雪上フォトセッションが行われました。


クロージングセレモニー
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017も残すところあと1日となった3月5日(日)、クロージング・セレモニーが開催され、本映画祭のメインともいえる、各部門の授賞式が行われた。

喜びに沸きかえる監督らに会場からはあたたかい拍手が送られ、審査員が結果発表時に、先日話題になったアカデミー賞授賞式での作品発表まちがいをパロディするなど、笑いあり感動ありの閉会式となった。セレモニーの最後には、本映画祭プロデューサーの深津修一が「来年も必ず開催します」と力強く宣言。「みなさんの熱い思いがあれば、ゆうばり映画祭は永遠に不滅で続けていけると思います」と熱い言葉を述べ閉会が宣言された。授賞作は以下の通り。

【ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門】
グランプリ『トータスの旅』 監督:永山正史
見事グランプリを獲得したのは、永山正史監督の『トータスの旅』。主人公は、妻を亡くし不登校の息子を抱え、ペットの亀だけを心の支えにしている次郎。ある日、音信不通だった兄とその婚約者が現れ、次郎と登と亀と共に、結婚式を挙げる島へ向かう珍道中が描かれている。永山監督にはトロフィーの授与とともに、副賞として次回作支援金200万円が贈られた。

永山正史監督コメント
今回の映画をまずつくってみて、映画づくりは本当に迷惑な行為だとあらためて感じています。家族にもロケの先々でも迷惑かけるので、ちょっと自分をいかれさせないとできない行為です。でもゆうばり映画祭は、右を見ても左を見てもおかしな方が集まっていて、彼らと映画を観たり自分の作品を観てもらったり、楽しい時間を過ごしてすごくいい体験になりました。賞までいただいて本当に嬉しいです、ありがとうございました。

・審査員特別賞 『ベートーベン・メドレー』 監督:イム・チョルミン
・北海道知事賞 『はめられて Road to Love』 監督:横山翔一
・シネガー・アワード(批評家賞)『ストレンジデイズ』 監督:越坂康史
・スペシャル・メンション『堕ちる』監督:村山和也

【インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門】
グランプリ『M.boy』 監督:キム・ヒョジョン
・審査員特別賞『歯』監督:パスカル・ティボウ
・優秀芸術賞①『あたしだけをみて』監督:見里朝希
・優秀芸術賞②『タコ船長とまちわびた宝』監督:飯田千里
・優秀芸術賞③『Mizbruk』監督:ダニエル・デュランロー

映画情報どっとこむ ralph <クロージング招待作品『哭声/コクソン』>
3月5(日)11:30~ 
会場:合宿の宿ひまわり 体育館

舞台挨拶&ティーチイン詳細はこちら 

國村隼のコメント
ゆうばり映画祭のクロージングに、これだけたくさんの方に来ていただいて本当にありがとうございます。この映画は1回見たあと、2回目3回目と観たくなる作品。ぜひまたお知り合いの方と観てください。

ナ・ホンジン監督のコメント
長編作品(『チェイサー』)を監督してから、初めて日本のお客さんと会った場所もゆうばり映画祭です。どうか元気で、幸せに過ごしてください。また次の作品でお会いしましょう。

映画情報どっとこむ ralph <國村隼、武田梨奈、鈴井貴之も登場!雪上フォトセッション>
3月5(日)12:00~ 
会場:合宿の宿ひまわり前

毎年恒例の雪上フォトセッションが、今年も合宿の宿ひまわり前にて行われた。審査員長の内藤誠をはじめ、ショートコンペ審査員の八代健志、松永大司、武田梨奈、さらに『哭声/コクソン』の國村隼、ナ・ホンジン監督や、「北海道ロケトーク」企画に登場した鈴井貴之が登場するなど、個性豊かな面々が大集結!快晴の中大盛り上がりのフォトセッションとなりました。

参加者
■オフシアター・コンペティション部門/審査員
内藤誠(監督)、チェ・ヨンベ(プチョン国際ファンタスティック映画祭・実行委員長/プロデューサー)、
ディミトリ・イアンニ(KINOTAYO現代日本映画祭・プログラマー/映画批評家)、光武蔵人(監督)、ほたる(女優)
■ショートフィルム・コンペティション部門/審査員
八代健志(監督)、松永大司(監督)、武田梨奈(女優)
■その他
國村隼(俳優)、ナ・ホンジン(監督)、鈴井貴之 ほか

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ゆうばり映画祭 國村隼『KOKORO』武田梨奈『ドラゴンガールズ』舞台挨拶


映画情報どっとこむ ralph ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017、3月4日(土)夜の部イベント。

圧倒的な存在感を放つ俳優・國村隼が出演作『KOKORO』の舞台挨拶に登場!
さらに、國村隼の魅力に迫る特別プログラム「國村隼トーク企画『俳優・國村隼KOKOROの声』」も実施!

また、今年本映画祭の審査員としても参加している武田梨奈が、出演作『ドラゴンガールズ』の舞台挨拶に登場し、会場を盛り上げました。

映画情報どっとこむ ralph 『KOKORO』舞台挨拶
3月4日(土)19:30~ 
会場:合宿の宿ひまわり 体育館
個性派俳優として国内外から支持される俳優・國村隼が出演した、ベルギー、フランス、カナダ合作映画『KOKORO』が、ゆうばり映画祭でジャパン・プレミアを迎えた。上映時には國村と、監督のヴァンニャ・ダルカンタラがそろって舞台挨拶に登壇。観客のあたたかい拍手に迎えられて登場した國村は、「みなさんの“心”に届いたかな」とはにかみ、ダルカンタラ監督は「ベルギーから離れているけど、日本に来ると自分の家に帰ってきたような気がする」と優しい笑顔を見せた。本作は、日本を舞台に、傷心のフランス人女性と、國村演じる元警察官ダイスケをはじめとする人々との心温まる交流を描いたドラマ。國村の役はセリフがほとんどなく、飛び降り自殺をしに村の断崖を訪れる人々にそっと寄り添う重要なキャラクターだ。國村は「映画の中で彼(ダイスケ)が言っていることがすべてだろうと思った」とダルカンタラの脚本を信頼し、イメージを膨らませることで役作りに徹したことを明かした。また本作では、島根県の隠岐の島の赤壁が印象的なシーンで登場するが、これはダルカンタラ監督がダイナミックさと叙情感に惹かれて撮影を決めたのだという。高所恐怖症だという國村は、崖での撮影シーンで怖い思いをしながらも、数々の映画に出演してきた彼でも見たことがないほど見事なロケーションだったと語った。最後にダルカンタラ監督は、「この映画を撮れて、國村さんとも親しくなれて、友人のような気になっています。今日はみなさん来てくださってありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。


國村隼トーク企画「俳優・國村隼KOKOROの声」
3月4日(土)21:30~ 
会場:合宿の宿ひまわり 体育館
圧倒的な出演数を誇り、話題作への出演が相次ぐ國村隼の魅了に迫る特別プログラム「國村隼トーク企画『俳優・國村隼KOKOROの声』」が開催された。役作りや撮影秘話など、ここでしか聞けないエピソードが次々と飛び出し、会場を大いに盛り上げた。
今年のゆうばり映画祭には、出演する『KOKORO』と『哭声/コクソン』の2本で参加している國村。すでにこの2本だけでも、前者は人々に静かに寄り添うおだやかな男、後者は狂気に満ちた正体不明のよそ者と、まったく異なる演技で観客を魅了している。そんな幅広い役柄を演じ続ける國村だが、役作りのポイントは「イメージを違和感なく腑に落とすこと」だという。一番の目的は、脚本の世界観を具現化すること。自分の役以外も台本のすべてを読み込み、「國村隼として感じるのではなく、その役がどう感じるか」が大切だと語った。トークは幼少期や学生時代、劇団を経て映画デビューするまでじっくり語られ、有名作品出演時の裏話におよぶと、会場の盛り上がりは最高潮に!國村は、リドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』(1989)、ジョン・ウー監督の『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』(1992)、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル Vol.1』(2003)など、海外のビッグネームによる大作の製作秘話を次々に披露。『ブラック・レイン』の現場ではリドリー・スコットに「クニ」と呼ばれ、撮影時に何度も何度もテイクを重ねることでいろんな演技を引き出されたことや、『ハードボイルド 新・男たちの挽歌』ではジョン・ウーに「僕は君のここ(顔)が撮りたい」とずばり言われた話が語られた。そして『キル・ビル Vol.1』では、國村の顔を知らない北京のスタッフたちが、特殊メイクで出来た彼の“生首”で先に顔を認識し、いざ國村が現地を訪れた際に爆笑された話を繰り広げ、会場を大いに盛り上げた。
最後に「役者とは、演技とは」を問われると、國村は「基本的には、役者はエンターテイナーであるべき」と答え、「俳優の仕事というのは、作品としてお客さんに楽しんでもらうのが一番の使命で、やらねばならないこと。そういう意識を継続していけるのがプロの俳優」と真剣なまなざしで語った。本人の軽快かつ濃厚なトークや熱い思いを目の当たりにし、会場中があらためて俳優・國村隼の底知れぬ魅力を実感する機会となった。

映画情報どっとこむ ralph 『ドラゴンガールズ』舞台挨拶
3月4日(土)22:30~ 
会場:ゆうばりホテルシューパロ ライムライト
アジアを代表するアクション女優たちにインタビューを実施した意欲作『ドラゴンガールズ』の上映と舞台挨拶が行われ、本作へも出演している女優・武田梨奈がゲストとして登壇した。本作は、武田が2016年に本映画祭へ参加した際に撮影された映像を含むドキュメンタリー。武田は本映画祭の常連ともいえる存在だが、今年は出演作である本作が上映されたり、コンペティション部門の審査員を務めたりと、例年以上に“ゆうばり”への貢献度が高い。舞台挨拶では、本作に多数の女優たちが出演していることに驚きつつも、「この中に私を入れてくれたことが嬉しい」と笑顔でコメントした。舞台挨拶の後半は、会場の観客からの質問に答えるティーチイン形式に。「自身が演じた役から影響を受けることはあるか」という質問に対しては、「私は影響されやすく引きずるタイプ」と断言。「アクション映画撮影のときは、期間中はずっとアドレナリンが出ている影響でケガをしても痛さを感じることはない」とアクション女優らしい一面ものぞかせた。さらに「身体も張ったスタントなど、他の女優さんに出来ないようなことをしていきたい」と熱く語り、イベントの最後では「最近アクション作品をやっていないが、毎週アクションチームにも通っているし、海外にもどんどん飛び出していきたい」と今後の展望を語った。

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『哭声/コクソン』 ナ・ホンジン監督&國村隼@ゆうばり国際映画祭


映画情報どっとこむ ralph 『チェイサー』『哀しき獣』のナ・ホンジン監督最新作で、2016年カンヌ国際映画祭で上映されるや観る人を震撼させ、韓国で観客動員数700万人に迫る大ヒットを記録した究極のサスペンス・スリラー『哭声/コクソン』 が、3月11日よりシネマート新宿ほかにて公開となります。

現在開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」でクロージング作品として3月5日に上映され、本上映のために今年1月に続き来日したナ・ホンジン監督と國村隼が舞台挨拶に登場! 上映後に観客とのティーチインを行いました。


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017
クロージング上映『哭声/コクソン』

日時:3月5日(日)
場所:合宿の宿ひまわり 体育館
登壇:國村隼、ナ・ホンジン監督

映画情報どっとこむ ralph 上映前にはナ・ホンジン監督がひとりで登場。
本上映に合わせて昨晩夕張に到着したばかりだといい、

ナ・ホンジン監督:コンニチハ、ナ・ホンジンデス!

と日本語を交えて挨拶。國村が青龍映画賞で外国人俳優史上初となる男優助演賞を受賞したことについて、

國村さん:本当にうれしかったです。その演技はもらって当然だと思ってはいましたが、授賞式のために韓国まで足を運んでくださって受賞されなかったらどうしようかと心配したので、胸をなでおろしました。

と振り返り、上映後には國村さんも登場。この映画の脚本を読んだ上で出演を決めた理由について聞かれると、

國村さん:撮影自体は今まで経験したことのないくらいタフなものになるだろと予想はしていましたが、それでもやりたいと思いました。

と語った。國村に出演オファーをした監督は、

監督:國村さんのこれまでの映画を見て、編集されていないひとつのカットの中ですでに編集されているような多様な姿を見せているのが印象的でした。映画をご覧頂いたように、お客さんが“よそ者”という人物をどう捉えるかが重要で、その点で國村さんとこの映画が目指す目標が一致したのでお願いすることにしました。

と振り返りました。

映画情報どっとこむ ralph 会場には大勢の観客が詰めかけ、ティーチインにも質問が途切れることなく飛び出した。映画のアイデアの根源を聞かれた監督は、

監督:実話を素材にした物語ではありません。これまで作られた他の作品を見てみても、加害者からの視点の方が多かったと思います。でも、自分は被害者の視点でこの物語を進めたかったんです。“なぜ、この人はこんな目に遭わなければならないのか”“なぜこんなことになってしまったのか?”その答えは、実際の出来事や作品をいくら探してもありませんでした。だから、悩み悩んでこのような話を思いついたんです。

と答え、“よそ者”を日本人にしたことについて、

監督:よそ者のモチーフは新約聖書から得ました。皆さんは主人公ジョングの立場から映画をご覧になったと思いますが、よそ者は聖書ではその反対側にある存在です。遠くエルサレムから噂になっているイエスという存在。イエスが近づいてきて実際に姿を現し、それを見守るユダヤ人の姿。それを日本人にした理由は、韓国人と似たような外見でありながら異質である国の人の存在が必要でした。韓国に中国人はたくさんいて脱北者も意外に多いので、それで日本人にしました。

と説明する。MCが、何かが起こった時によそ者のあいつのせいだと排除していく物語の進行が、社会の流れとリンクしていることについて尋ねると、

國村さん:僕もそう感じました。この役柄は、その存在すら疑ってもいいような存在です。韓国映画における日本人という捉え方ではとても掴めないキャラクターで、もっと人間の存在の根源の部分を問いかけます。人の世の中で一番恐ろしい“噂”だったり、確かなものでないものへの不安。そこから沸き起こる疑心暗鬼が生み出す悲劇だと考えれば、納得のいくストーリーだといえます。

と説明する。登場人物のひとり祈祷師イルグァンが象徴するものについて聞かれた

監督:このキャラクターは韓国の民族信仰(シャーマニズム)の象徴です。でも、彼のやってる行為は悪を葬ろうとするのか振り払おうとするのかは曖昧です。“よそ者”が果たす役割によって、イルグァンの役割の解釈も変わってくると思います。

と本作をひもとく上でのヒントを語ってくれた。

本作は谷城(コクソン)という韓国にある実際の町が物語の舞台になっているのですが、劇中激しい雨になったり晴れ間が見えたりといった印象的な気候の変化について聞かれると、

監督:コクソンを舞台に選んだのは、高いビルも山並みも見える、スカイラインも見えるという場所だったからです。それによって天気や時間の変化、そういうものが常に人物の後ろに現れるように設定しました。理由としては、この映画は神という存在に関する話でもありますが、自然を通して神という存在を表現したかったんです。

と説明した。本作の内容ゆえ、当初は地元のリアクションは冷ややかだったというが、韓国で劇場公開されると“聖地巡礼”として観光客が8倍に増えて町長に感謝されたことを明かすと場内は大きな笑いに包まれるなど、ふたりとも熱気ある観客に触れ饒舌に様々なエピソードを披露した。

映画情報どっとこむ ralph 物語・・・
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者がやってくる。彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのかを誰も知らない。この男についての謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していく。そして必ず殺人を犯した村人は、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態で現場にいるのだ。事件を担当する村の警官ジョングは、ある日自分の娘に、殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付く。ジョングが娘を救うためによそ者を追い詰めていくが、そのことで村は混乱の渦となっていき、誰も想像てきない結末へと走り出す。

公式サイト:
http://kokuson.com/ 
公式Twitter:
@kokuson_movie 

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監督:ナ・ホンジン
出演:クァク・ドウォン、ファン・ジョンミン、國村隼、チョン・ウヒ
2016年/韓国/シネマスコープ/DCP5.1ch/156分 
©2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION