青野賢一、山崎まどか『アトミック・ブロンド』の80年代の音楽、ファッションを語った!


映画情報どっとこむ ralph アトミック・ブロンド』が10月20日(金)より日本公開されます。

1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)にリスト奪還を命じる。そして、ベルリンに潜入して・・・・という作品。

この度、本作のみどころのひとつでもある、80年代の音楽、ファッション、ロケ地や美術などの洗練された世界観をめぐって、ライフスタイルの重要な部分を担うファッション業界において、独自の路線をいく企業“BEAMS”内で、アパレルにとらわれず様々なモノを創造している青野賢一さん(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター、ビームス レコーズ ディレクター)と山崎まどかさん(文筆家、翻訳家)を迎えトークイベントが行われました。

『アトミック・ブロンド』イベント概要
日時:10月10日(火)
場所:神楽座
登壇:青野賢一、山崎まどか

映画情報どっとこむ ralph 満席となった会場に登場早々、

青野さん:アクション映画はあまり見ないんですが、すごく前のめりでドキドキしながら観てしまいました。

と本作の感想を語った青野さん。

山崎さんは、デヴィッド・リーチ監督がジョン・ウィックの第二班監督もつとめていたことに触れ、


山崎さん:アクションが全てと言っても過言ではないです。以前、『ワンダーウーマン』の監督が、”男性のヒーローに許されることは女性のヒーローがやっても許される。”というお話をされていて。この作品のシャーリーズ・セロンにはその言葉がまさに当てはまりますよね。かっこいい!の一言です。

と本作で最強のスパイを見事に演じきったシャーリーズ・セロンを絶賛。シャーリーズが本作の準備期間中、同じスタジオで友人であるキアヌ・リーブスとの手合わせもしていたという豆知識も披露しました。


映画情報どっとこむ ralph トークはお二人共に造詣の深いファッションの話に及ぶと、ミニスカートやショートブーツ、黒や白が多いシャーリーズのファッションに対し、

青野さん:ムダのない綺麗なスタイルを持つ彼女だからこそ、余計に映えるファッションになっていますよね。そんな彼女がよどみのないアクションを披露することでひとつひとつが本当に絵になる映画になっていると思います。

とファッションとアクションの世界観を堪能した様子の青野さん。劇中の時代背景にも触れ、

青野さん:当時はフランス・イギリス・アメリカのファッションが主流だったんですが、ベルリンの壁崩壊とともに少しずつ流れが変わっていく様子が描かれているとも思います。まさに時代が変わる前夜というか、、。そういう部分もすごく興味深かったです。

と独自の視点で本作を楽しんだことを明かしました。

それに対し、

山崎さん:劇中の音楽もすごく興味深いですよね。当時は壁があったせいで音楽やファッションなどのカルチャーが少し遅れてベルリンに入ってきていたと思うんです。それが映画の中にも描かれていて、当時の文化のリアルがわかるようになっている。そこが面白い。

と劇中の80年代ベルリンカルチャーの描写について語っていただきました。山崎さん曰く、特に劇中でそれがよく表れているのが東ベルリンの若者が音楽を聴きながら集会をしているシーン。

若者のうちの1人がモヒカンに革ジャンを着ていて、その背中には“モッズ“という言葉が書かれている。それを観て、何か、カルチャーがねじれて伝わっているというか、、、そんな感じが東ベルリンらしい(笑)。そういう点にも注目してみると、また違った面白さを感じると思います。

山崎さん:と山崎さんならではの見どころをコメント。

映画情報どっとこむ ralph さらに、ベルリンの壁崩壊後にドイツに渡ったことがあるという山崎さんは、もうひとつの見どころシーンとして、東ドイツ側にあったキノ・インターナショナルという映画館でのアクション・シーンを挙げ

山﨑さん:ドイツに渡った時に実際にその映画館にも行ったことがあるんですけど、すごくレトロな雰囲気のある映画館で。劇中で上映されているのがタルコフスキーというのも、やはり東ドイツならではでいいですよね。

と語り、実は最近その劇場では、レイトショーで「アトミック・ブロンド」が上映されていたというまさかの情報までお話いただきました。貴重な情報となる山崎さんの話を聞きながら

青野さん:それにはすごく意味があるね。

と話します。


また、シャーリーズの他、個性的なキャラとして登場するキャスト陣について

青野さん:MI6の諜報員役として登場したジェームズ・マカヴォイはかなり複雑なキャラクターを演じていましたよね。

山﨑さん:当時のMI6はドラック中毒の人間や長生きしなさそうな人を雇っていたんですって。

というスパイの裏情報を暴露してくれた山崎さん。同じく、フランスの諜報員役であるソフィア・ブテラに対しては

山﨑さん:ネコのように可愛らしく描かれていたのが印象的です。彼女のメイク、すてきでしたね!印象的な濃い眉にベージュのリップ。すごく似合っていて、今やってもとても可愛いメイクだなと思っていました。

と女性ならではの視点で本作の魅力をお話いただきました。

映画情報どっとこむ ralph 映画のおすすめを

山﨑さん:映画の魅力のひとつでもあるのが各国のスパイ合戦という部分でもあると思いますが、この作品ではそういうのが行われていた最後の時代を描い当ているな、とも思っていて、、。それを今、映画化したというのがいいですよね。しかも、40代となったシャーリーズ・セロンが、まさに今が旬とばかりに男勝りなアクションを力強く演じきる、かっこいい映画です。

青野さん:まさにスパイ合戦の最後の一花を映画の中で描いている。頭の中で、この人はどこ国の人だろう?ということを考えながら観ると、より一層楽しめる作品でもあると思います。

とおすすめの鑑賞方法を提言した青野さん。

壮絶なアクションという点だけに留まらず、ファッションや音楽など、80‘sカルチャーという点でも様々な角度でも楽しめる

アトミック・ブロンド

物語・・・
1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリスト奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレーン。彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ“サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙い、ベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?

公式HP:
http://atomic-blonde.jp/ 
Twitter:
@atomicblonde_jp

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監督:デヴィッド・リーチ(『ジョン・ウィック』共同監督、『DEADPOOL2(原題)』)

キャスト:シャーリーズ・セロン(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『モンスター』)、ジェームズ・マカヴォイ(『X-MEN』シリーズ、『ウォンテッド』)、ソフィア・ブテラ(『キングスマン』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』)、ジョン・グッドマン(『アルゴ』)、トビー・ジョーンズ(『キャプテン・アメリカ』シリーズ)他

2017年/アメリカ映画/115分
配給:KADOKAWA 
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