行定勲、辛酸なめ子「ナラタージュ」松本潤:葉山の「自分からいかないズルさ」に共感!?


映画情報どっとこむ ralph 島本理生先生原作の恋愛小説「ナラタージュ」を嵐・松本潤主演、ヒロインに有村架純、恋愛映画の名手・行定勲監督(『世界の中心で、愛をさけぶ』)がメガホンを取り映画化、10月7日(土)に全国公開となる。

9月17日(日)、本作の監督を務めた行定勲と漫画家でコラムニストの辛酸なめ子、MCに女装パフォーマーのブルボンヌが登壇する、恋愛トークショー付試写会が行われました。
日時:9月17日(日)
場所:アスミック・エース
登壇:行定勲監督、辛酸なめ子
MC:ブルボンヌ

映画情報どっとこむ ralph 映画では、主人公であり離れて暮らしているけれど離婚が成立していない教師の葉山(松本潤)、そんな葉山先生をひたすら一途に想い続ける泉(有村架純)、そして、泉を好きになりながらも葉山を想う泉の気持ちに悩み嫉妬に狂っていく小野(坂口健太郎)という3人の恋模様が描かれるています。

三者三様のタイプの違う“愛する“表現が描かれていますが・・・、

観客に一番気持ちが分かる人物は?を問うと、半数以上が「泉」に手があがる。

しかし、行定監督と辛酸さんともに答えたのは、「葉山」。
辛酸さん:感情を見せずに相手が罠にかかるのを待ってるというような、自分からいかないズルさが表れていますよね。

といい、その曖昧な態度という点では、

行定監督:理解できる。葉山は、何度も謝るじゃないですか。『ごめん』て憂いのある顔で。でも謝っても自分自身を変えようとしない。

という葉山像を語る。葉山を演じたのは、国民的アイドル・嵐の松本潤。もっさり頭にメガネで曖昧な態度をとる葉山のイメージは松本さんとはかけ離れていますが・・・

行定監督:嵐の松本潤をまったくなくすことが狙い。松本もその役、俺じゃなくていいことですよね?それ、面白いですね。と、オファーを受けてくれました。

と、出演を快諾したことを明かしました。一方、葉山を全身全霊で愛する泉を演じた有村さんは、出演にあたり、

行定監督:泉のようなディープな経験をしたことはなく、どういう表情を出せるか、監督が求めるものが出せるか、分からないし不安だけど演じてみたい。と、(映画の中で)美しい表情と醜い顔、カッコイイところとどうしようもないなという顔がないと、ただの説明になってしまう

と行定監督が語る通り、素ではないかと思わせるほどのそれぞれの役者のカッコ悪い一面が映し出されています。

一方、ブルボンヌさんの回答は、
ブルボンヌさん:小野くん。相手に携帯を見せろって言ったり、感情を露わにされるとより理解できる。一回カーッとなって酷いことをいうけど、あとで謝ってしまうというシーンを見て、デジャブかな?って。映画ではイケメンの坂口くんが言うから許せるんですけどね。

と自身の過去の恋愛と重ねながら、笑い飛ばした。

本作は、高校教師と生徒として出会った二人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる様を描いた大人のための恋愛映画。

映画情報どっとこむ ralph 今回、観客からの恋愛相談を実施。

Q:結婚と恋愛は違うんですか?という質問に対し、
行定監督:違う!

と断言。本作で原作と映画との設定の違いの一つとして、小野の夢が「靴」職人ということ。それは、「靴は恋愛と似ているから」という脚本家の提案で、

行定監督:小野君は靴を作るけど与えて強いている役割、泉は裸足になる権利もあって。靴はサイズがあってピッタリと思っていても、必ず靴ずれをする。靴ずれをしても気に入った靴は履き続けるけど、気に入らなかったら捨ててしまう。気に入ったものを履き続けるっていうことが「結婚」にあたるんです。

と分かりやすく解説すると、会場全体から感嘆の声があがった。さらに、

Q:大人の恋愛は、お互いが依存しあわない=自立している関係と思っているのですが、どう思いますか?という質問が飛ぶと、

辛酸さん:自立して、お互い波動があって高め合える、人道的な関係じゃないですかね。

と言うと、

行定監督:自立しているとそれはうまくいきますし、そうでないとうまくいかない気はします。映画は障害があるほどドラマチックになる。苦しい想いをしたら、そこから逃れようと、変化しようとするのですが、変化することって難しい。『ナラタージュ』は『変化しないこと』を描いています。それがリアルなんです。なかなか変化できないから、ズルズルとした関係になってしまう。縁があってはじまったことはなかなか終わらせられないのが大人の恋愛だと思います。

と現実の恋愛について自論を述べた。

映画情報どっとこむ ralph 最後に・・・

辛酸さん:湿度が高い作品。水分によって、観ていると女性ホルモンが高まってくる。枯れていたのが蘇りました。映画を観てて思ったことは、女性は自分から追ってはいけないということです。男性の嫉妬とかズルさとか業が渦巻いた作品で、生態が理解できました。

行定監督:いま見て理解できなかったとしても、時間をおいて見ると、見る度に分かってくる。それは成長したということです。映画を観て、似たような感情にふれたとき、きっと大人になったって分かるんじゃないかと思います。映画はきっかけを作っているだけで、観た後に考えてくれることが一番嬉しいです。分かりやすい映画が多い中で、分かりにくい映画ということで心に残る、考えさせられる映画もあるということを広めてもらえればと思います。

と、力強くアピールし、イベントは終了した。

映画情報どっとこむ ralph うち(映画情報)のおっさんたち、松本潤:葉山の「自分からいかないズルさ」って、若い子に行くなら当然でしょって!来たら勝ち!って、どうかしてる!

映画情報どっとこむ ralph いいえ、正直なだけ!



映画情報どっとこむ ralph ナラタージュ

壊れるくらい、あなたが好きでした。
大学2年生の春。泉のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山から、後輩の為に卒業公演に参加してくれないかと、誘いの電話がくる。葉山は、高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。二人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――。

10月7日(土)全国ロードショー 

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松本 潤 有村架純 
坂口健太郎 大西礼芳 古舘佑太郎 神岡実希 駒木根隆介 金子大地/市川実日子 瀬戸康史

監督:行定勲 
原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 
脚本:堀泉杏
音楽:めいなCo.
主題歌:「ナラタージュ」 adieu(ソニー・ミュージックレコーズ) 
作詞・作曲:野田洋次郎
配給:東宝=アスミック・エース
(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
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