字幕翻訳家の松浦美奈が語る『光をくれた人』


映画情報どっとこむ ralph デレク・シアンフランス監督最新作マイケル・ファスベンダー×アリシア・ヴィキャンデルが贈る『光をくれた人』5月TOHOシネマズ シャンテ 他全国ロードショーとなります。
そして、この度、『アナと雪の女王』『アメリカン・スナイパー』『キャロル』『ハドソン川の奇跡』など数々の話題作の字幕を担当し、本作も手がけた字幕翻訳家である松浦美奈さんをゲストにお招きし、翻訳家ならではの視点から、“見どころ”や裏話を大いに語っていただきました。

日時:2月22日(水) 
場所:アキバシアター
登壇:松浦美奈(字幕翻訳家)

映画情報どっとこむ ralph 上映後、涙を流す観客もいる満席の会場に現れたのは、日本で大ヒットを記録する映画の翻訳を数多く手がけてきた、字幕翻訳家の松浦美奈さん。本来、字幕翻訳は“裏方”のため、人前でトークショーを実施することは滅多にないそうで、長いキャリアの中で2回目とのこと。

翻訳のために、初めて本作を見た印象を尋ねられると

松浦さん:最初は翻訳のために台詞ごとにシーンを区切る作業をしていたけど、最近のこじんまりした映画とは全然違う、まるで昔の大作のような、ものすごく雄大な景色・風景・カメラそして音楽の美しさに圧倒されて、仕事をそっちのけで映画に没頭してしまいました。

と1度目の鑑賞から本作に引き込まれ、仕事の手が思わず止まってしまったことを明かした。

松浦さん:同じシーンを何度見ても飽きないし、台詞がない箇所は普段は見ずに飛ばすのですが、この映画は全部見てしまうほど映像に力がある。

と本作の美しさを絶賛!!

映画情報どっとこむ ralph 松浦さん:優れた映画は台詞に共通点があって、単語が簡単だとか難しいとかではなく、どんどん台詞が生まれてきて、物語が進んでいくのです。

と解説。

松浦さん:“これは何を言ってるのだろう?”、“同じ台詞がまた出たから違う言葉に変えなきゃ”と、途中で悩むことがなく、映画の流れが切れないことが特徴です。

と力説。また

松浦さん:台詞が、単純だったり量が少ない映画の場合、普通の映画の半分ぐらいで訳せるかなと思っても、意外と言葉が出てこなかったり、台詞がない箇所に字幕をつけるのに悩むことがあり、かえって時間がかかることがある。アクション映画なんて特にそうで、なんでも『カモン』って言うなよって思って。

冗談交じりに笑わせた。

松浦さん:けれど、この映画は違っていて、とても訳がしやすかった。

と、本作が “訳しやすい映画“だったと語り、また

松浦さん:原作があることを知らなければ、まさに夫婦を演じた二人のために、台詞があて書きされたと思えるほど素晴らしい脚本。

とデレク・シアンフランス監督が脚色を務めた台詞にお墨付き与えた!!

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光をくれた人

原題:THE LIGHT BETWEEN OCEANS 

公式サイト

物語・・・

孤島に暮らす灯台守の夫婦。
他に誰もいらない。そう願うほど幸福だった。
その<罪>に気づくまでは。

戦争の傷跡で心を閉ざし孤独だけを求め、オーストラリアの孤島で灯台守となったトム。

しかし、美しく快活なイザベルが彼に再び生きる力を与えてくれた。彼らは結ばれ、孤島で幸福に暮らすが、度重なる流産はイザベルの心を傷つける。
ある日、島にボートが流れ着く。乗っていたのは見知らぬ男の死体と泣き叫ぶ女の子の赤ん坊。
赤ん坊を娘として育てたいと願うイザベル。それが過ちと知りつつ願いを受け入れるトム。
4年後、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた二人は、偶然にも娘の生みの母親ハナと出会ってしまう。

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監督:デレク・シアンフランス(ブルーバレンタイン、プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命)
原作:『海を照らす光』(M・L・ステッドマン/古屋美登里訳/早川書房)

出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ

配給:ファントム・フィルム 
提供:ファントム・フィルム/KADOKAWA/朝日新聞社
【2016/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド/133分/スコープサイズ/5.1ch】 
【G区分】
(C)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC
   
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