池上教授『レオナルド・ダ・ヴィンチ美と知の迷宮』の“ココがスゴイ!!”


映画情報どっとこむ ralph 本日1/28公開のドキュメンタリー映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』トークイベント付き試写会が行われ、美術史家であり「マツコ&有吉の怒り新党」などメディアでも活躍する東京造形大学の池上英洋教授が登壇しました。


日時:1月17日(火)  
場所:シネスイッチ銀座 
登壇:東京造形大学・池上英洋教授、青野尚子
MC:繁田美貴アナウンサー

映画情報どっとこむ ralph 【レオナルドの知られざる素顔】本人もイケメン、弟子は美少年揃い!

池上さん:レオナルドの代表作「洗礼者ヨハネ」のモデルは、彼の弟子のサライ(「小悪魔」という意味の愛称)という青年なのですが、彼は『ベニスに死す』の美少年タジオのような美しい男の子なんですね。10歳からレオナルドの工房に来たのですが、それからレオナルドの絵に美少年に美少年が登場するようになった。明らかにサライをモデルにしているんです。サライは庶民の出だったのですが、その後貴族出身のメルツィという弟子が入ってきた。彼は無学なサライと違って優秀な美少年。レオナルドは彼を信頼し、最終的にはメルツィの方に絵画や手稿など、作品のすべてを託した。映画の中ではサライとメルツィの対決のシーンもあってレオナルドをめぐる人間関係が明かされるのが画期的ですね。

【「最後の晩餐」の悲惨な運命!?】馬小屋で兵士たちの的当てに!第2次大戦では爆撃に遭遇!!

池上さん:「最後の晩餐」はかなり悲惨な運命をたどってきた絵画ですね。この絵は教会の食堂の壁に描かれているものなので、湿気がすごくて絵の具がポロポロ剥がれ落ちてくる。レオナルドが存命中から、カビが生えるなど劣化が始まっていました。しかもその後、フランス軍に占領されたときには馬小屋として使われて、兵士たちが「最後の晩餐」を槍投げの的にしていたんです。極め付けは第2次世界大戦のとき、教会が爆撃されて、「最後の晩餐」からわずか3メートル離れた所に爆弾が落ちた。あと3メートルずれていたら、この世界的遺産は灰になっていましたね。この名画が、20年にわたる修復によって美しく復元され、この映画で美しい4K映像で観られるのは本当に幸せなことです。

【世界に散らばるレオナルドの絵画が一堂に集結!全部並べて鑑賞できるのはこの映画だけ!】

池上さん:レオナルド・ダ・ヴィンチの主要な作品は世界中の美術館に所蔵されていて、直接現地に行かないと見られない名画のほとんどを一度に見られるのが、この映画の素晴らしい所ですね。しかも美術館では近寄って見るのは困難ですが、映画では間近までカメラが寄って、細部まで観察することができる。「最後の晩餐」も現地では高い位置に描かれていて、見上げるような姿勢で見ることしかできないので、彼の筆のタッチまで、間近で楽しめるのは得難い体験です。

『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮

1/28(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国公開!

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