青木崇高x半野喜弘監督『雨にゆれる女』Apple GINZAトークイベントレポ


映画情報どっとこむ TJ 今までにない青木の顔を見せたかった!

パリを拠点に、映画音楽から エレクトロミュージックまで幅広く世界で活躍し、ホウ・シャオシェ ン、ジャ・ジャンクーなど世界の名匠たちを魅了してきた音楽家・半野喜弘の監督デビュー作『雨にゆれる女』が11月19日 (土)にテアトル新宿にてレイトロードショーとなります。

公開を目前に控え、Apple GINZAにて半野喜弘監督、 プロデューサーの松田広子、映画解説者の中井圭が登壇。

途中、主演・青木崇高のサプライズ登壇も!!!熱いトークを繰り広げました。

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日時 11 月 10 日(木)
開催:Apple GINZA
登壇:半野喜弘監督、松田広子プロデューサー
サプライズゲスト:青木崇高
MC:中井圭(映画解説者)

映画情報どっとこむ TJ 半野喜弘は人と繋がる強運の持ち主! MCの中井圭から映画音楽に携わるようになったきっかけを聞かれると

半野監督:ホウ・シャオシェン監督の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』で、日本の プロデューサーから指示を受けたスタッフが、タワレコに行って何人かのアルバムを選んだ。その時たまたま店内に掛かっていたのが僕の曲で、そ のスタッフの子が何を迷ったのか「これもください!」と買ったのがきっかけ。そのアルバムがホウ監督の手元に届いて、監督自身が選んでくれま した。

とまるで奇跡のようなエピソードを披露。重ねて映画を作ろうと思ったきっかけについては

半野監督:俳優の西島秀俊くんとお酒を飲んでいた時に、 酔っぱらった勢いで、2人で脚本監督出演全部こなそうよ、という話になった。その日はそれで話が終わったけど、その後あった時に西島くんに 「監督やりなよ!」と言われて引っ込みがつかなくなって「おう。」と言っちゃった笑。西島くんがいなかったら、映画監督をしようという覚悟がつか なかったかも。

という奇想天外だが、羨ましくもあるような話が飛び出した。それに対して

MC:チャンスは意外と転がってる。それを掴むか掴ま ないかという自分の選択次第。

と半野監督のエピソードを踏まえたうえで観客側にも話を持ち掛けると、それに応えるように

半野監督:そうですね。やれることは全部やればいい。

と客席に座った、映像作家を目指す人たちにエールを送った。

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ここで、本題の『雨にゆれる女』の話へ移ると、会場に駆け付けた主演の青木崇高がサプライズ登場!2人の出会いについて聞かれると

青木さん:バックバッカーを14年前にやっていて。たまたまパリで通りかかったカフェで日本人が飲んでいて『僕旅してる 者なんですけど、混ぜてもらっていいですか?』と混ぜてもらったんです。その中の一人に半野さんがいました。

と、こちらも偶然のエピソード。これを受けて

MC:半野さんは人と繋がる強運の持ち主ですね!

と、まとめます。


制作前段階での話に移ると全てを見続けてきたプロデューサーは

松田さん:主演を青木さんで、と聞いた時には「あぁ、いいな」と思いました。個人的にも好感を持っていたし。

と、語り。半野監督の“主演は青木崇高でなければやらない”という意気込んだ条件を意外にもあっさりと受け取ったような印象だった。

今回脚本を初めてもらった時の気持ちについて聞かれると

青木さん:体格も大きいし、ワイルドで荒くれ者の脚本を書かれるのかな?と思 っていたけど、すごく繊細な役がきて驚いた。役作りはすごく細かく半野監督と話し合いました。ここまでキャラクターのことを監督と話すことは今までなかったですね。

と本作で演じた健次という役への熱意を語りました。それに対し

半野監督:青木くんはこう見えてすごく細かいんですよ。毎日台本 の1ページ目から始めるんですよね。笑

とその熱心さに少々ばてた現場で思い出を語っていた。

映画情報どっとこむ TJ %e9%9b%a8%e3%81%ab%e3%82%86%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%a5%b3_applestore 中盤では予告とは別に実験的に作ったというスペシャル映像が2つ流れた。一つは映画のテーマソング“A WOMAN WANERING IN THE RAIN”が全編に渡り流れ、もう一つは躍動的な太鼓の音で、聞く人の気持ちを煽る物。

半野監督:音楽が映像に対してどれだけおおきな作用を及ぼすかという実験の映像です。音楽でその先に見えて来る映像の違いが浮き彫りになってくる。謝った曲のチョイスをしてしまうと、全くダメな作品になってしまう。

と半野監督の映画音楽を担当し積み重ねてきた経験を踏まえた話をし、劇伴をつけるという、音楽をつけるという位置付けを問われ

映画はフィクション、映画制作の最後に詐欺師のように鮮やかに嘘をつく。それが音楽だと思っています。嘘を本当だと 思わせるのがフィクションの基本だし、真実以上に真実に見せるようそとして音楽がある。実は『雨にゆれる女』はあまり曲がかかっていない印象 かもしれませんが全編の7割以上に音がついてるんですよ。音楽というより、音ですね。判読出来るかできないかという微音で、人の心を誘導 させるような効果をもたらしています。また、役者の声も後半に行くにつれ低音に重みがつくようにしています。役者が120%の頑張ばりを見 せたのなら、音楽で140%にしたいと思いました。

と音楽のみならず、効果的な音についての強いこだわりを見せた。

映画情報どっとこむ TJ 最後に

青木さん:今日はありがとうございます。今日監督が言ったことをちょっとでも頭の中に残していただいたら、もっと深く楽しめるのではと思います。

松田さん:音楽も、日本映画にない絵の味わいも劇場で体感してほしい。

半野さん:作った作品が、好きになれないことが怖かったけど、僕は好きになりました。皆さんも是非観て下さい

と、イベントを締めました。

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本作は、濃厚な色彩、優美な旋律、登場人物の息づかい…現代の日本映画には稀な質感の映像で紡ぐサスペンスフルな愛の物語。

『雨にゆれる女』

11月19日(土)、テアトル新宿にてレイトロードショー!

bitters.co.jp/ameyure

物語・・・
その出会いは、罪。
本名を隠し、”飯田健次”と別人としてひっそりと暮らす男。ある夜、突然男に預けられた謎の女。本当の姿を明かさないまま、ふたりは次第に惹かれ合っていく。しかし、お互いの隠された過去が明らかになるとき、哀しい運命の皮肉がふたりを待ち受けていた。
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監督・脚本・編集・音楽:半野喜弘
出演:青木崇高 大野いと 岡山天音 / 水澤紳吾 伊藤佳範 中野順二 杉田吉平 吉本想一郎 / 森岡龍 地曵豪 / 十貫寺梅軒
企画・製作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:ビターズ・エンド
©「雨にゆれる女」members
2016 年/ 日本/ カラー/ 1:1.85/ 5.1ch/83 分
    
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