『R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私』完成披露試写会レポート


竹中直人監督の最新映画『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』
の完成披露試写会(2月2日より全国公開)

1月15日(火)、新宿バルト9にて竹中直人監督の最新映画『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』(2月2日より全国公開)の完成披露試写会が開催され、竹中直人監督、主演の平田薫さん、ピース・綾部祐二さん、津田寛治さんが出席しました。

上映前の舞台挨拶で、MCを務めた出雲阿国さんの呼び込みにより壇上に現れたのは、主演の平田さん、綾部さん、津田さん、そして竹中監督。まずは平田さんが「こうしてみなさんに観ていただくのを心待ちにしていました。よろしくお願いします」と挨拶。

竹中監督も「お忙しい中、お越しいただきありがとうございます」とお礼を述べますが、「ちょっと綾部君の声が鼻にかかってるのが気になるんだけどねえ…風邪ひいてるんじゃないのか!?」といきなり苦言。

しかし、すぐさま綾部さんから「いや、それ監督でしょ!」ということで、のっけからほぐれたやりとり。なかなか不思議なチームワークを見せてくれたのでした。

そして、役柄については「最初に自縛が趣味の女の子という設定に驚いた」と語った平田さんですが「迷いなく演じられたので幸せでした」とコメント。

そして一ヶ月半あまり、毎日家で縛りの練習をしていたと明かしたのですが、これには綾部さんもビックリ。「それまで経験なかったの?」と、とんちんかんな質問をする始末でしたが、平田さんは「知らなかったです(笑)。でもひとりでずっとやってるのは、結構さみしい気持ちになりましたね」。

また、そんな綾部さんは平田さんの恋人役だったわけですが、彼女との出会いのシーンを振り返りました。「監督が『普段しているキスをカットかかるまでやってくれ』と言うんでね」と言うと、竹中監督は「素晴らしかったです」。対する平田さんも「けっこうすごかったです」と語り、綾部のエロティックさが炸裂している様子をうかがわせました。

一方、津田さんは竹中作品への出演は3作目。なんでも『無能の人』に感銘を受けた津田さんはかつて、スタジオまで出演を直談判に行ったほど。ということで、竹中監督について思いを語りました。

「今回は竹中さんが初めて監督に徹されるということで、撮影前からめちゃめちゃ楽しみだったんです。それで以前は、ご自身も出演されていたためか、とにかく盛り上げる楽しい監督というイメージだったんですが、今回は逆にすごく俳優さんというのを感じました。というのも、今作では全部目の前で演技をやってみせてくれたんですね。それを見ていて、ちょっと感動的なシーンだと竹中さんは涙ぐんでるし、オレも涙ぐむという。そうして感動した体験を持ったまま、カメラの前に立てるという特殊な経験をしましたね」。

それを受けた監督は「自分の演技指導はともかく、今回初めて監督に徹したのは楽しかったですね。役者さんだけ見てられるからさ。自分が出てくると面倒くさいんだよ(笑)」。

そんな監督は、今回題材がエロティックに感じられることについて「僕は縛るって行為が変態的だなっていう意識はないんです。だから、物語もひとりの女の子の姿を追ったものとして理解できました」とコメント。「だから、自然に撮れましたね」。そうして、出演者について「みなさん繊細な感じが見ていて面白かった。綾部くんは直観力が鋭いし、平田さんはまさにこの人しかないと思ったくらいセクシーでチャーミング。津田さんも長い付き合いですが、ずっと一生懸命な青年っていうイメージ。素直でちょっと変な役者さんだなって(笑)」と絶賛したのでした。

続いてはスペシャルな企画。
阿国さんのフリに対して赤裸々に答えるという趣向で、いちばんの人にはご褒美が与えられるとか。以下は質問と、それに対する答えが。。。。

──人に言えないストレス発散法は?
平田「家でひとりで、たぶん人に言ったら引かれるくらいの量のお酒を、浴びるほど飲みます。その量は…だいたい500mlのビール6本ケースを買ってきて飲んで、その後に行けたらワインをボトル一本とか(笑)」

──ズバリ、何フェチですか?
津田「匂いフェチですかね。それも人の体臭。嫌いなのもありますけど、好きなのはスイカみたいな匂い(笑)。男女問わずいるんですけど、女性はもちろん、男の人の場合も仲良くしたくなります」

──自分を変態だなと思う瞬間は?
竹中「楽屋の鍵穴から女優さんを覗いている……のを妄想する瞬間ですかね(笑)」

──ズバリ、好きなちゃんこの味は?
綾部「意味わかんねえよ! えっと…塩味」

──熟女の魅力とは?
綾部「なんでオレだけ多いんだよ。やっぱり品でしょうね。その品の中にすごくエロティックさがあるという。品格の中に、性への執着心がスゴイっていうのがまたね…ってえらいお客さんが引いてるような気がするんですけど(笑)」。

ということで、いちばんに輝いたのは綾部さん!

そしてご褒美として登場したのは…縄を持ったおじさん!?

いえいえ、映画で指導にあたった平田さんの師匠、緊縛師の奈加あきらさんです。「え?…えっ!?」と慌てる綾部さんに対し、奈加さんはするすると“後手縛り”を。「なんなんだよ、これ! こんな舞台挨拶見たことないよ!!」。動けば動くほど締まっていき、顔をしかめる綾部さんを中心に、記念撮影が行われたのでした。


しかし! 記念撮影終了後に再びのサプライズ!! 残りの三人が服を脱ぎ捨てると…なんと三人ともが“亀甲縛り”をされているのではないですか!!! 「いつの間に!?」と驚く綾部さんに、「けっこう前に来てやってもらった」という三人とともに、いま一度記念撮影を。これはこれで綾部さんは「なんでオレだけ麻縄なんですか。一緒でいいじゃないですか!」と叫びますが、この映画らしい、というよりほかでは絶対見られないフォーショットが実現し、お客さんも大喜びなのでした。


最後に竹中監督は「こんな感じを見ると『なんだこの映画は!?』って思うかもしれないですけど(笑)。でも私は自分の映画を客観的に観れるタイプで、この映画はとても素敵な青春映画を観たなって感想を抱きました。これ(縛り)が売りになってるように思えるかもしれないですけど、中身は爽やかなので、多くの人に楽しんでくれると嬉しいです」とアピール。それを聴いていた平田さん、綾部さん、津田さんも、爽やかな表情をしていたのが印象的でした。もちろん、縛られながらではありますが。

それでは、この映画の情報を
本作は、吉本興行の創業100周年プロジェクトの一環として、新潮社主催の公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」のシリーズ映画化を決定したその第一弾作品で、原作となったのは蛭田亜紗子さんの『自縄自縛の私』(新潮社刊)。

監督は、海外でも高い評価を得、本作で新境地を見せた竹中直人。主演は、平田薫が抜擢。ごく普通の女の子が、自縛という密かな趣味に惹かれていく姿が、せつなく、チャーミングに描かれています。また主題歌をLOVE PSYCHEDELICOが手がけ、新たに書き下ろされた曲「No Reason」が胸に沁み入るサウンドで、あたたかな余韻を残してくれる点でも注目です。


『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』
2月2日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

監督:竹中直人
主題歌『No Reason』LOVE PSCHEDELICO
原作:蛭田亜紗子「自縄自縛の私」(新潮文庫刊『自縄自縛の私』所収)
出演:平田薫/安藤政信/綾部祐二(ピース)/津田寛治/
山内圭哉/馬渕英俚可/米原幸祐(RUN&GUN)/銀粉蝶
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

≪STORY≫
OLの百合亜は、奴隷のようなサービス残業など、蓄積されるばかりのストレスを解放する手段として、大学の頃から密かに趣味としていた“自縛”にのめり込んでいく。そんな中、ブログ経由で知り合った「運命のひと」との出会いから、次第に大胆な冒険を重ねて…。

・『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』
 公式サイト http://www.r18-jijojibaku.com/
・twitter @jijojibaku

2013年2月2日(土)、 新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか 全国ロードショー!


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