映画『チャンプリンからの贈りもの』の公開を記念し、チャップリンの名作を世界ではじめて舞台化した「ライムライト」で主役を務める石丸幹二さんによる舞台挨拶がおこなわれました。

さらに、日本チャップリン協会会長の大野裕之氏も登場し、本編の上映前に世界初公開となる『街の灯』(監督・主演:チャップリン)のメイキング映像が特別に上映されました。

また、フォトセッション時には、石丸さんが、チャップリンを意識した帽子とステッキの小道具を身につけ、場内を沸かせました。
石丸幹二_チャップリンからの贈りもの

チャンプリンからの贈りものトークショーレポート
開催日:7月21日(火)
場所:YEBISU GARDEN CINEMA
登壇者:石丸幹二(俳優)/大野裕之(日本チャップリン協会会長)

Qチャップリンの遺体が誘拐されたという事件はご存じでしたか?

石丸さん:知りませんでした。お墓から遺体を持って行くことがあるんだと、驚きましたね。
大野さん:実は当時、有名人の遺体を誘拐して身代金を要求するという犯罪が流行ってたんです。その一環というと変ですが。

Q本作の映画化を知ってどう思われましたか?

大野さん:とても面白いプロジェクトだと思いました。きっとチャップリンが観たら喜んだんじゃないかと。実はチャップリンは、不気味な話が大好きだったんです。

Q本作で記憶に残っている好きなシーンはありますか?

石丸さん:可愛いお嬢ちゃんが出てくるんです。そのお嬢ちゃんの為だったら墓も掘るかと思っちゃう気持ちも分からないでもないかと、そのお父さんの気持ちが印象に残りました。
大野さん:チャップリンのファンとしては、チャップリン映画のオマージュと言えるシーンがあったり、途中でサイレント映画にみえる演出があったり、すごく楽しめました。

Q音楽をミシェル・ルグランが手がけています。石丸さんはルグランさんにお会いしたことがあると伺いました。

石丸さん:ミシェル・ルグランは、映画音楽を沢山作っているんですが、ジャズのテイストを沢山入れているんです。ここに思わずワクワクして聞いてしまうところです。ルグランさんが作ったミュージカル「壁抜き男」を演じる前に、パリに伺ってお会いしまして、「楽しくやってくれよ」と。すごく気さくで、年齢としては80代なんですが、とても気持ちが若くて、だからこそ新作に取り組む意力があったんだろうなと思わせてくれる方でした。

その後、とても貴重な映像である『街の灯』の、放浪者のチャーリーと、目の見えない少女の出逢いのシーンのメイキング映像が特別上映されました。

Q最後に、チャップリンの魅力をお教え下さい。

大野さん:人間の弱者へのまなざしや、愛とは何かとか、哀れみとは何かという根本のテーマがチャップリンにはあるし、根本的な事としてずっとずっと受け継がれる、人間の基本的なところが描かれている。他方、次々と新しい発見がある、優れた映画ってそういうことだろうなと思います。

石丸幹二_大野裕之
石丸さん:弱者に対する思いとか、愛ということを、舞台「ライムライト」でチャップリンの役を演じるときに、いつも自分の中にその気持ちがあるかを問います。その心を持って、人を怒ったり、なだめたり、すかしたり、騙したりしているんです。
でもその根底には愛がある、それがチャップリンらしさなんだろうなと思っています。やはりチャップリンはどの映画を観ても愛くるしいんです。そこが俳優の1人として学びたいところです。僕にとってのテキストでありバイブルです。

映画『チャンプリンからの贈りもの

7月18日(土)YEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ 銀座ほか絶賛公開中

公式サイト:http://chaplin.gaga.ne.jp/

ものがたり・・・

笑いあり涙あり!実話が生んだほろ苦く温かい人生のおとぎ話。

刑務所から出所したエディと、入院中の妻と娘を持つオスマン。
金に困った二人が企てたのは、あの“チャップリンの遺体を盗んでの身代金を要求するというとんでもない悪行だった!

「弱い者の味方、チャップリンならきっと救ってくれる―」。

それは簡単な犯行のはずだった。だが詰めの甘い計画は思わぬ方向へ転がり始め…。

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監督:グザヴィエ・ボーヴォワ『神々と男たち』※カンヌ映画祭グランプリ受賞
音楽:ミシェル・ルグラン『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』
出演:ブノワ・ボールヴールド『ココ、アヴァン、シャネル』、ロシュディ・ゼム『あるいは裏切りという名の犬』
(c)Marie-Julie Maille/Why Not Productions
 
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