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Bunkamura初配給作

2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞、2022年アカデミー賞 国際⻑編映画賞オーストリア代表作品『大いなる自由』を、6月16日にオープンとなるBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて7月7日(金)より公開となります。

Bunkamura初の配給作品となる本作は、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、「愛する自由」を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた、静かな衝撃作。

孤独な青年たちの愛の行方を描いた名作『ゴッズ・オウン・カントリー』のフランシス・リー監督が「愛、喪失、そして羞恥を怯みなく描き切っている―この作品の虜だ」と語るように、抑制的でありながらも熱を帯びた演出で、登場人物の感情が観る者にも流れ込んでくるような本作。

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本ビジュアル

今回解禁された本ビジュアルは、自身の性的指向を理由に繰り返し投獄されるハンスと、当初は「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけていた服役囚ヴィクトールのエモーショナルな抱擁シーンを配したもの。
大いなる自由
「ある出来事」に感情が抑えられなくなったハンスを、周囲の目もはばからず強く抱きしめ支えるヴィクトール。反発から始まった二人の関係性が少しずつ変化していく様子が窺える、心震える名シーンだ。
“囚人の服”“収容所の壁”“常に曇っている空”を思わせるくすんだブルーグレーの背景にオレンジ色の「Great Freedom」のロゴが映えるデザインは、ティザービジュアルに続き、リヒター展やマンダース展などアートの世界で活躍するデザイナー須山悠里氏によるもの。

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新場面写真

併せて解禁された新場面写真では、囚人服からナチス・ドイツのシンボルであるハーケンクロイツのワッペンを引き剥がす刑務のシーンや娯楽室のテレビでアポロの月面着陸を観るシーンなど、1945年の終戦直後から20余年にもわたり何度も投獄されたハンスの、驚くべき時間の流れが見て取れる。本作の監督セバスティアン・マイゼが「粗野で残忍に見えるかもしれないが人並みにもろくて孤独」だと語るヴィクトールが、ハンスの腕に彫られた番号から、彼がナチスの強制収容所にいたことを知り入れ墨を上書きするシーンや、独房の小窓からタバコの火をつけるシーンなど、ハンスとヴィクトールの“名付けようのない関係性”にも注目だ。また、一緒に投獄された恋人のオスカー、刑務所内で恋に落ちるレオなど、愛を諦めないハンスの“消えない炎のような魂”を感じさせるショットも公開。映画が描いた時代にドイツ東部で実際に使用されていた刑務所で撮影が行われた本作の、リアルな質感を存分に感じられる写真となっている。
大いなる自由

大いなる自由

大いなる自由

大いなる自由

大いなる自由

大いなる自由

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ムビチケ

さらに、映画がお得に観られるムビチケ(オンライン)が5/5(金・祝)より販売スタート。

ムビチケをご購入後映画をご鑑賞いただくと『大いなる自由』海外ポスタービジュアルと鑑賞記録を組み合わせた「ムビチケデジタルカード」をプレゼント。鑑賞日、映画館、上映回、座席番号が記載されたあなただけの映画の思い出をお届けします。
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※ムビチケのご利用方法や映画館によっては上映回、スクリーン、座席番号が記載されない場合がございます。

映画『大いなる自由』ムビチケ(オンライン)
料金:前売¥1,500、当日¥1,900
購入&鑑賞特典:ムビチケデジタルカード
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『大いなる自由』

原題:Große Freiheit

英題:Great Freedom

7月7日(金)、 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開

公式サイト:
https://greatfreedom.jp/

公式Twitter:
@greatfreedomjp

公式Instagram:
@greatfreedomjp

不条理な迫害の歴史の中で、愛と自由の本質を見つめた、静かな衝撃作。

第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。同房の服役囚ヴィクトールは「175条違反者」である彼を嫌悪し遠ざけようとするが、腕に彫られた番号から、ハンスがナチスの強制収容所にいたことを知る。己を曲げず何度も懲罰房に入れられる「頑固者」ハンスと、長期の服役によって刑務所内での振る舞いを熟知しているヴィクトール。反発から始まった二人の関係は、長い年月を経て互いを尊重する絆へと変わっていく。終戦後の1945年、恋人と共に投獄された1957年、そして刑法改正が報じられた1968年――3つの時代を行き来しながら、「愛する自由」を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた、静かな衝撃作。

言葉よりも、雄弁

刑務所という特殊な環境下で育まれた 名付けようもないふたりの関係 愛する自由を切望する 消えない炎のような魂 主人公ハンスを演じたのは、ミヒャエル・ハネケ監督『ハッピーエンド』(17)やドイツ映画賞主演男優賞に輝いた『希望の灯り』(18) 、現代ドイツ映画を代表する作家クリスティアン・ペッツォルト監督の『未来を乗り換えた男』(18)、『水を抱く女』(20)などで大きな印象を残した次世代スターで、ダンサー・振付師でもあるフランツ・ロゴフスキ。非人道的な法に踏み躙られながらも愛を諦めないハンスの消えない炎のような魂を、少ない言葉と雄弁な身体で表現している。当初はハンスを嫌悪しながらも、次第に心をほどいていくヴィクトールを演じたのは、演技派ゲオルク・フリードリヒ。唯一無二の関係性を絶妙な距離感で具現化した二人のケミストリーは各国メディアから激賞された。監督は、オーストリアの俊英セバスティアン・マイゼ。撮影監督は『燃ゆる女の肖像』(19)のセリーヌ・シアマ監督が初期代表作でタッグを組んだクリステル・フルニエ。「レンブラントの絵画のよう」と評された美しい陰影は観るものを魅了して離さない。 カンヌを皮切りに世界各国の映画祭を席巻し、2022年レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~でも絶賛が相次いだ待望作がついに劇場公開。

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2021年/オーストリア、ドイツ/116分/1:1.85/カラー/R15+/字幕翻訳:今井祥子/字幕監修:柳原伸洋)
監督・脚本:セバスティアン・マイゼ/共同脚本:トーマス・ライダー/撮影監督:クリステル・フルニエ/編集:ジョアナ・スクリンツィ/音楽:ニルス・ペッター・モルヴェル、ペーター・ブロッツマン
出演:フランツ・ロゴフスキ、ゲオルク・フリードリヒ、アントン・フォン・ルケ、トーマス・プレン ほか  
配給:Bunkamura  Subsidized by German Films   ©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions
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