バリアフリー映画をスタンダードに


プロデューサーの先輩に誘われ、バリアフリー上映 裸の島 +シンポジウム 『バリアフリー映画をスタンダードに』に行ってきました。これはTIFFの一環でCOREDO室町・日本橋三井ホールで開催されたものです。

今回バリアフリーの上映の題材になったのは
新藤兼人監督の1960年作品の台詞なしの白黒映画「裸の島」。
瀬戸内海に浮かぶ不毛の孤島を舞台に、自然と人間の闘いを抒情で描いた無言の映画詩。
1961年のモスクワ国際映画祭グランプリ受賞をはじめ、数々の国際映画祭で受賞、世界60か国以上で公開された不朽の名作です。

バリアフリー上映とは、この台詞無い映画に男女がシーンごとに交互に状況ナレーションをいれ、目に障害を持った方に映画館で健常者と一緒に観賞することができるようにすると言うものです。


パネリストの

製作者・商売人の新藤次郎さん(監督の息子)

目に障害を持つ研究者大河内直之さん、

そして、バリアフリーの映画祭を推進している古川 康 佐賀県知事さん。

其々の意見が少しづつ違う点もシンポジウムとして、バランスがよかったですね。

僕の感想ですが。

はっきり言うと今のままのクオリティーでは健常者がつらい。

ナレーションの音を大きくクリアーにしているからであろうか「島の風の音」、「砂にまかれる水の音」、「足音」などなどの情報が薄くなり、過酷さが伝わらない。制作サイドを入れないでのMA作業はいかがなものかと思う。

やはり、通常行われている副音声をイアーフォンで受ける方式で皆で映画館で見るほうが身障者・健常者そして制作・配給にも優しい気がする。

まだ試行錯誤のようですので、今後が楽しみなプログラムではあると思います。

透明ヘッドアップディスプレみたいなもので、字幕が出てくれると映画祭などでも使えるのでそういったものも研究していただきたい。

招待されていた、監督官庁の文化庁の方が来てくれなかった様で。。。残念。


バリアフリー上映 裸の島
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=193
日時 10月25日(木)
15:00 開場
15:30 『裸の島』上映開始(~17:05 終映予定)
17:10 シンポジウム 『バリアフリー映画をスタンダードに』 (17:50まで)
[パネリスト]   
・大河内直之 (東京大学 先端科学技術研究センター・特任研究員>
・新藤次郎 (協同組合日本映画製作者協会・理事長/映画プロデューサー)
・古川 康 (『バリアフリーさが映画祭』実行委員長/佐賀県知事)
・司会:松田高加子(MASC/虹とねいろプロジェクト)

裸の島
製作:松浦栄策/新藤兼人
監督:新藤兼人
脚本:新藤兼人
撮影:黒田清己
音楽:林 光
出演:乙羽信子 殿山泰司 田中伸二 堀本正紀
95分/1960年 近代映画協会
関連記事:


コメントを残す

良かったらランキングUPにご協力ください。
にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へにほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ