映画情報どっとこむ ralph 虐待する側・される側の双方を描く映画『ひとくず』が、テアトル梅田及び京都みなみ会館にて10月16日(金)より、シネ・リーブル池袋ほかにて10月30日(金)より公開されるのを前に、俳優の奥田瑛二、松原智恵子、小沢仁志、奈美悦子、尚玄のほか、映画プロデューサーの奥山和由、脚本家の江良至、藤平ちゃこ及びヨガ&瞑想講師のシュミッツ千栄子よりコメントが到着しました。

<奥田瑛二(俳優・映画監督)>
深層に揺れ動く善と悪。それは誰しもが内包している。どれくらいの比率で陰陽が表面化するかが善人と悪人の違いである。この映画は観て側である観客、一人一人の物語である。人として生きていくか、人ではなく生きていくか・・・「ひとでなし!」と呼ばれたことのある人にはわかるまい。

<松原智恵子(女優)>
映画を見てるうちに何度も何度も涙が湧き出てきました。そしてラストシーンでは大泣きしてしまいました。「ひと(人間の)くず」くずにもくずになる理由がありました。主人公と同じような環境に育ち虐待を受けている女の子、そして幼少期に親から愛情を受けずに育ち、人の愛し方を知らない女の子の母親。偶然出会った母娘に愛情を感じながらも乱暴な言葉と不器用な感情しか出せない主人公。みんな不器用すぎます。そんな3人を力いっぱい抱きしめたいと思わせる映画を作り上げた上西監督。演技も演出もすばらしい!

<奥山和由(映画プロデューサー)>
天才的な女の子を見つけ出したこと、そして彼女の才能をピンセットで正確につまみ出すように生かした演出力には感心させられました。また、上西さんに在りし日の金子正次に重なる気迫を感じ、こんな時代でもまだこんな方がいることを嬉しく思いました。最近の私はグダグダで思うような仕事が出来ず、もう終わっているなとさえ思うほどに自嘲的になります。上西さんの根性をすえた映画稼業に刺激を受けました。

<小沢仁志(俳優)>
映画「ひとくず」いわゆる、人でなしつまり、人でない悲しい映画だよ…現代が抱える闇とは言わずこの映画みたいに人との絆はシンプルだよ<奈美悦子(タレント・女優)>あまりにも悲しく、切なく、苦しく、痛く、熱く、優しく観終わったあとしばらく立ち上がる事もできないほどの感動!涙がとまりませんでした。

<江良至(脚本家)>
リアルな児童虐待の連鎖の世界、それでも全編を貫く愛の物語に最後まで心を惹きつけられました。本当に見事な脚本

<藤平ちゃこ(脚本家)>
不器用で真っ直ぐな愛が、暗くて切ない世界を仄かに照らして、夜明けのラストへと、一気に導かれました。涙が止まらなかった。

<尚玄(俳優)>
終始、少女マリから目が離せませんでした。ここまで少女に寄り添い感情移入できたのも、ご自身も同じような境遇にあった上西さんが脚本を書き、自らが監督をし、そして主演 ”かねまさ”として体現したからこそだと思います。かねまさの、時に裏腹で、飾り気のない優しさに心を打たれました。誰しもが胸に抱えている幼い頃の自分。その自分を抱きしめて赦してあげたくなるような映画でした。

<シュミッツ千栄子(ヨガ&瞑想講師)>
虐待の連鎖を解き消す本来の人間の善なる力が心の奥底まで染み渡る傑作。いつまでも切なさは込み上げてきます!

など絶賛コメントが続々と到着しました!

映画情報どっとこむ ralph 3歳まで戸籍がなく、実の父親が母親に日常的に手をあげているのを見て育った、「居場所のなさ」「弱者」を身をもって知っている監督・脚本・編集・プロデューサーの上西雄大が、30年以上児童相談所に勤務している児童精神科医師の楠部知子先生から「虐待してしまう大人もまた傷ついている」という実態を耳にし、傷ついた子供だけでなく、虐待をしてしまう大人にも眼を向けてあげてほしいと制作した感動のエンターテイメント。

映画『ひとくず』

10月テアトル梅田、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

公式HP
http://hitokuzu.com/ 
Twitter:
@hitokuzu_movie

【STORY】 
生まれてからずっと虐待される日々が続く少女・鞠。食べる物もなく、電気もガスも止められている家に置き去りにされた鞠のもとへ、犯罪を重ねる破綻者の男・金田が空巣に入る。
幼い頃に虐待を受けていた金田は、鞠の姿に、自分を重ね、社会からは外れた方法で彼女を救おうと動き出す。そして、鞠の母である凜の恋人から鞠が虐待を受けていることを知る。
虐待されつつも母親を愛する鞠。鞠が虐待されていると確信した担任教諭は、児童相談所職員を連れてやって来るが、鞠は母の元を離れようとせず、保護する事ができずにいた。
金田は鞠を救うため虐待をする凜の恋人を殺してしまう。凜を力ずくで、母親にさせようとする金田。しかし、凜もまた、虐待の過去を持ち、子供の愛し方が分からないでいた。そんな3人が不器用ながらも共に暮らし、「家族」の温かさを感じ本物の「家族」へと近付いていくが、、、。

***********************************

上西雄大 小南希良梨 古川藍 徳竹未夏
城明男 税所篤彦 川合敏之 椿鮒子 空田浩志
中里ひろみ 谷しげる 星川桂 美咲 西川莉子 中谷昌代 上村ゆきえ
工藤俊作 堀田眞三 飯島大介 田中要次 木下ほうか
監督・脚本・編集・プロデューサー:上西雄大
©YUDAI UENISHI

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ