映画情報どっとこむ ralph 新作・美術ドキュメンタリー”京都「やまと絵師」物語 ”The Untold Story of a Samurai Painter in Kyotoが、ロスアンゼルス日本映画祭2020にてノミネートされました。

10月1日―2日にオンライン上映される予定です。

映画情報どっとこむ ralph 本作は、村上清治監督が自主制作ながら、3年の歳月をかけて丁寧に作った作品。

村上清治監督は今回のロスでの上映に、

「自主映画であっても時間だけはきちんとかけて、できうる限りの環境で制作したものです。特に、海外において日本の文化をより広く知って頂くために日本語版だけでなく英語版を同時に製作しております。幸いにもシカゴのアート系映画祭でもノミネートされ、今回日本映画に特化したロスアンゼルス日本映画祭でもノミネートされ非常に喜んでおります。」

と、コメントしています。

映画情報どっとこむ ralph 内容はと言うと・・・・

美術ドキュメンタリー映画、平安時代以来の伝統的な日本の絵画様式である「やまと絵」を、江戸時代に蘇らせた京都の絵師たちの知られざる物語を、この映画は紐解きます。

不運にも志半ばで殺害された冷泉為恭の劇的なシーンを皮切りに、「復古やまと絵」の祖と呼ばれる天才的絵師の田中訥言、そして幕末の動乱期にサムライから絵師へとなり、明治初期の衰退する「京都」の復興に尽力した榊原文翠など、歴史の狭間に埋もれた京都「やまと絵師」の熱情を明らかにしていきます。

「やまと絵」の進化と継承に身命を賭した人々のストーリーが、雅な作品の数々とともに展開し、斬新な視点から日本絵画の豊潤さと、その背景に存在した名もなき絵師たちの「心意気」を描いています。

この映画は、日本絵画をテーマにしながらも、人として如何に生きるかという命題を、幕末の絵師たちの「こころざし」を通してみていくものです。

映画情報どっとこむ ralph 美術ドキュメンタリー映画 京都「やまと絵師」物語

https://www.samuraipainter-cinema1.com/

物語・・・
https://www.jffla.org/

冒頭は、江戸末期に優れた京都の「やまと絵師」であった冷泉為恭が殺害されるというシーンから始まる。平安朝の雅な文化に憧れ心酔する為恭は、尊皇派とみられていた。しかし、平安時代の名だたる絵巻を保有する幕府側の屋敷に頻繁に出入りしていた。目的は平安絵巻を模写し自らの技量を高めるためであったが、尊皇派の情報を幕府側に漏らしていると疑われ、無残にも殺害されてしまう。

しかし、為恭が身命を賭して模写した絵巻は、時を超えて現代に伝わっている。

絵師としての「こころざし」は、凶刃にも絶えることはなかった。その絵巻は忠実な模写であり、何よりも、剥落した部分であっても有職故事に則り正確に再現されている。
       
冷泉為恭の傑作は、これだけではない。岡崎市の古刹で見ることのできる襖や杉戸に描かれた「やまと絵」は、平安貴族世界を雅に、そして伸びやかに表現している。    
平安時代以来の「やまと絵」は、幾多の絵師によって継承され、その美しさは日本絵画の分野において広く影響を与えた。しかし、「やまと絵」に真摯に向き合った絵師の物語は、歴史の狭間に埋没し、広く知られていない。

この美術ドキュメンタリー映画は、冷泉為恭や、「やまと絵派」の祖である田中訥言、そしてサムライから絵師となった榊原文翠の作品の数々と、それぞれの絵師の「生きざま」を描いていく。

同時に、江戸末期に活躍した葛飾北斎や酒井抱一など浮世絵や琳派にも触れる。
また遠く高知の地で、独特の芝居絵を描いた異端の絵師・金蔵の半生も垣間見る。

物語は更に続く・・・。

幕末の日本絵画爛熟期を経て、明治維新の世となり、かつての「都」京都は次第と衰退していく。

京都絵師たちも苦境に立たされる。天皇が京都御所を去ったことで、公家たちからの発注も途絶え、経済的な打撃を受けた。御所を中心とした芸術文化も途絶えそうになる。

しかし京都市民は真っ向から、この問題にあたった。経済復興のための大規模プロジェクトを立ち上げ、例えば四回内国勧業博覧会の開催や平安神宮の創建など次から次へと事業を進めた。

従来の友禅下絵の刷新をはかり、新たな息吹を送り込んだ。

江戸幕府崩壊を機に江戸から京都に移住したサムライ絵師の榊原文翠も、京都復興の手助けをした。新たに創建される平安神宮の祭神として第五十代天皇の桓武天皇像を比叡山延暦寺滋賀院にて奉写するという名誉ある仕事に携わることができた。

文翠は青年期に、江戸随一の絵師である谷文晁に絵画を習った。しかし明治維新を期に京都に移住し、日本初の画学校で14年間日本画を教えた。

数多くの作品を残しながら広く世に知られていない文翠であるが、1893年に米国シカゴで開催された万国博覧会での作品展示や、平安京の創建者である天皇像を描いた「やまと絵師」であった。

日本伝統の「やまと絵」は、今、グローバルに広がり、米国出身の作家によっても華麗に花開いている。日本画家アラン・ウエスト氏の作品は日本のみならず海外でも広く高い評価を受けている。
「やまと絵」は、時代を超えて、人々を魅了し続けている。

千年以上ものあいだ、人々の心を豊かに潤し彩ってきた。
「永遠の都」京都も鮮やかに輝かせてきた・・・。

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