映画情報どっとこむ ralph 映画『クシナ』は7月24日(金)よりアップリンク渋谷にて公開されるほか、大阪・シネ・ヌーヴォ、アップリンク京都などで全国順次公開される。

速水監督は、物語が自身と母親とのものに近すぎるという理由で2年前に1度は断った配給のオファーを、本年になって勇気を出して快諾。2年の時を経て、幻の映画が、今ベールを脱ぐ。

映画『クシナ』のタイトルロール・奇稲<クシナ>は14歳だが、演じた郁美カデールは、撮影当時9歳。
今年の7月で14歳になった郁美カデールを、森の中で、映画そのままの世界観で、映画本編の撮影も担当した村松良が撮影したスチール写真を投稿するインスタグラム(@kushina_after_4years)もほぼ毎日更新している。

この度、本作主演で女優デビューを果たした郁美カデールのオフィシャルインタビューが届きました。

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Q. 撮影数日前に作品撮りの1枚の写真が奇跡的に監督の目に留まり、本作が映画デビューとなったと聞きましたが、本作への出演は、どのようにして決まったんですか?

知り合いのヘアメイクさんから電話がかかってきて、「今から来れないかな?」と言われて、行ったら、主演のお話をいただきました。やってみたいなとすごく思いました。山梨県でも撮影があるとのことだったので、9歳だったから、お母さんがすごく心配して反対していたんですけれど、自分が「やりたい」と何度も言って、出演することになりました。

Q. 映画初出演にして主演デビューとなりましたが、演技は今までしたことはあったんですか?

全くなかったです。本当に初めての経験で、どうすればいいのか最初はすごく不安だったんですけれど、監督に「演じなくて、そのまま、素のまま、郁美ちゃんのままでいいんだよ」と言ってもらえました。クシナを演じるというよりも、自分らしく楽しく撮影することができました。

Q. 9歳の時に14歳の役を演じましたが、監督は何か言って下さいましたか?

監督さんが、「クシナと郁美ちゃんは似てるね」と言ってくださって、自信がついて、すごく楽しく撮影できました。

Q. お母さん・カグウは、14歳の時にクシナを生んでいるという設定で、映画の中では28歳で、あまりお母さんに見えません。カグウに関してどのように考えて演じていましたか?

(クシナはカグウのことを名前で「カグウ」と呼ぶので)私はカグウのことを特にお母さんと思わずに演じていたんですが、言われてみると、確かにそうですね。クシナから見て、あまり愛情を感じなかったです。カグウが三つ編みしているところは愛情を感じたけれど、遊んでくれるとかはなかったなと思います。クシナはすごく寂しかったんだろうなと思います。で、最後の方になってカグウは少しずつ優しくなっていくんですけれど、クシナに対して少しずつ考え方が変わっていったんじゃないかなと思います。

Q.カグウ役の、廣田朋菜さんとの共演はいかがでしたか?

自分が泣きながら話すシーンで、一瞬セリフを忘れてしまったことがあったんですけれど、優しくアドリブで繋げて、思い出させてくれました。

Q.おばあさん・オニクマ役の、小野みゆきさんとの共演はいかがでしたか?

小野さんは、かっこいいなと思いました。一緒に演技をしたシーンで、自分が想像していたこととは違う演技をされて、本当に迫力がありました。目力がすごくて、かっこいいな、とすごく憧れました。お母さんとも本当に素敵な人だったねとずっと言っています。

Q. 完成した映画を見たときの感想はいかがでしたか?

クシナはその当時の9歳の自分とは合うかもしれないけれど、クシナと同い年になった今考えてみると、生活が全然違うなと思います。私はスマホとか友達とか学校とか、普段の生活で楽しいことがいっぱいあるけれど、クシナはそういうものがなくて、山の中で1人で遊ぶだとかそういう生活をしているので、少し寂しいのかなと思います。人類学者の蒼子さんと会った時に、一緒にいたいと思うのも当然だろうなと思いました。

Q. メッセージをお願いします。

お母さんとクシナの関係性について考えながら見て欲しいなと思います。人類学者の蒼子さんが入ってから、少しずつ関係が変わってくるので、そこを注目して見て欲しいです。ぜひ劇場でごらんください。

映画情報どっとこむ ralph 『クシナ』

ミニシアター・エイド基金のクラウドファンディングの特典である未来チケットで3劇場を指定した方は、本作での使用も可能です。

公式HP:
kushinawhatwillyoube.com  
Twitter:
@kushina_cinema

女だけが暮らす男子禁制の山奥の集落を舞台に、監督自身の過去の体験に根ざした母と娘の物語を描いた映画『クシナ』は、早稲田大学大学院の修士制作作品ながら、大阪アジアン映画祭2018に正式出品され、プロの監督の作品を抑え、JAPAN CUTS Awardを受賞。北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTSに招待され、独特の感性と映像美によって支えられる世界観は海外レビューでも高い評価を獲得。

本作は、映画やCMの演出や制作に加え、中川龍太郎監督の『四月の永い夢』では主人公の部屋のデザインとその装飾を担当するなど、独特のキャリアを築いてきた速水萌巴監督の長編デビュー作。本作では監督だけでなく、美術・衣装も担当し、美しい映像世界を構築した。

その瑞々しさで劇中の女性人類学者も魅了するヒロイン・奇稲<クシナ>には、土屋アンナにスカウトされ、前事務所に所属した郁美カデール。14歳の時にクシナを生んだ28歳の母・鹿宮<カグウ>には、ラストの表情で監督を泣かせた個性派女優・廣田朋菜。男の後輩と共に閉ざされた共同体に足を踏み入れる人類学者・蒼子に、均等にバランスのとれた美しい顔が歪な世界に足を踏み入れる現代女性の象徴としてぴったりとキャスティングされた稲本弥生。村長である、カグウの母・鬼熊<オニクマ>には、強さと母性の両方を兼ね備える小野みゆきと、各世代のミューズが集結。

【あらすじ】
深い山奥に人知れず存在する、女だけの”男子禁制”の村。村長である鬼熊<オニクマ>(小野みゆき)のみが、山を下りて、収穫した大麻を売り、村の女達が必要な品々を買って来ることで、28歳となった娘の鹿宮<カグウ>(廣田朋菜)と14歳のその娘・奇稲<クシナ>(郁美カデール)ら女達を守っていた。閉鎖的なコミュニティにはそこに根付いた強さや信仰があり、その元で暮らす人々を記録することで人間が美しいと証明したいと何度も山を探索してきた人類学者の風野蒼子(稲本弥生)と後輩・原田恵太(小沼傑)が、ある日、村を探し当てる。鬼熊<オニクマ>が、下山するための食糧の準備が整うまで2人の滞在を許したことで、それぞれが決断を迫られていく。

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郁美カデール廣田朋菜 稲本弥生 小沼傑
佐伯美波 藤原絵里 鏑木悠利 尾形美香 紅露綾
藤井正子 うみゆし 奥居元雅 田村幸太小野みゆき

監督・脚本・編集・衣装・美術:速水萌巴
撮影:村松良  撮影助手:西岡徹、岩田拓磨  照明:平野礼 照明助手:森田亮  録音:佐藤美潮  整音:大関奈緒  音楽:hakobune 
ヘアメイク:林美穂、緋田真美子  助監督:堀田彩未、佐近圭太郎、宮本佳奈
制作協力:村上玲、小出昌輝  協力プロデューサー:汐田海平
配給宣伝:アルミード
© ATELIER KUSHINA 2018 / 日本 / カラー / 70分 / アメリカンビスタ / stereo

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