「風の電話」第70回ベルリン国際映画祭 授賞式

映画情報どっとこむ ralph 2011年に、岩手県、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が自宅の庭に設置した<風の電話>。死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国に繋がる電話」として人々に広まり、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れている。本作はこの電話をモチーフにした初めての映像作品です。

この度、本作が第70回ベルリン国際映画祭で国際審査員特別賞(スペシャル・メンション)を受賞!

本作が招待されたジェネレーション部門は、「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としたもの。本作は「Generation 14plus」での出品となり、諏訪監督作品で、同部門の選出は、2009年の『ユキとニナ』以来2度目となる。
「風の電話」第70回ベルリン国際映画祭

審査員から「我々は穏やかでありながらも壮大なロードムービーに大変心を打たれました。そして、辛いけれど希望のある忘れることのできないラストシーン。この困難な時代に、喪失の空虚さと人と人との繋がりの温かさの両方を共存させることが、これまで以上に重要になってきています。この映画は優雅さと力の両方を持って、見事にそれを成し遂げています。」と講評。

映画情報どっとこむ ralph 授賞式には脚本家の狗飼恭子が登壇し、諏訪監督のコメントを代読しました。
脚本家の狗飼恭子「風の電話」第70回ベルリン国際映画祭 授賞式

〈諏訪敦彦監督 コメント〉

東京で受賞の知らせを聞き、とても感動しています。この日本のささやかな祈りを受け止めてくださった審査員の皆さんに感謝します。
「風の電話」は現実に存在しています。きっと今日も、傷ついた誰かが訪れ、亡くなった大切な人に話しかけていることでしょう。我々を信頼し、この映画の制作を支援していただいた「風の電話」の設置者である佐々木格(ささきいたる)さんに感謝を送りたいと思います。
そして、何よりも、このベルリンの地での初めての上映後、鳴り止まぬ拍手と励ましの声で、まるで家族のようにこの映画が暖かく迎えられた瞬間を私は忘れることができません。映画は観客のものです。ハルと共に旅をしてくれたベルリンの人たち、世界中の傷ついた若者たちに、感謝とともにこの賞をお送りしたいと思います。

〈モトーラ世理奈 コメント〉

嬉しいです。
すごく嬉しいです。
諏訪監督に出逢えて、私にとって素敵なことがたくさんです。諏訪監督、ありがとうございます。そして、おめでとうございます。
ベルリン映画祭のプレミア上映で、観客の皆さんが、風の電話に流れている風を、しっかりと感じてくれたんだと実感してとても感動しました。私が演じた、ハルにこれからも世界中の人々の、心の中で旅をし続けてほしいと願っています。

脚本家の狗飼恭子「風の電話」第70回ベルリン国際映画祭 授賞式

映画情報どっとこむ ralph 『風の電話』

絶賛上映中 !!

<ストーリー>
17歳の高校生ハル(モトーラ世理奈)は、東日本大震災で家族を失い、広島に住む伯母、広子(渡辺真起子)の家に身を寄せている。心に深い傷を抱えながらも、常に寄り添ってくれる広子のおかげで、日常を過ごすことができたハルだったが、ある日、学校から帰ると広子が部屋で倒れていた。自分の周りの人が全ていなくなる不安に駆られたハルは、あの日以来、一度も帰っていない故郷の大槌町へ向かう。広島から岩手までの長い旅の途中、彼女の目にはどんな景色が映っていくのだろうか―。憔悴して道端に倒れていたところを助けてくれた公平(三浦友和)、今も福島に暮らし被災した時の話を聞かせてくれた今田(西田敏行)。様々な人と出会い、食事をふるまわれ、抱きしめられ、「生きろ」と励まされるハル。道中で出会った福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と共に旅は続いていき…。そして、ハルは導かれるように、故郷にある<風の電話>へと歩みを進める。家族と「もう一度、話したい」その想いを胸に―。

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出演:モトーラ世理奈 西島秀俊 西田敏行(特別出演) 三浦友和
渡辺真起子 山本未來 占部房子 池津祥子 石橋けい 篠原 篤 別府康子
監督:諏訪敦彦 脚本:狗飼恭子・諏訪敦彦 音楽:世武裕子 
制作プロダクション:ジャングルドラム
制作・配給:ブロードメディア・スタジオ 
配給協力:イオンエンターテイメント 
©2020 映画「風の電話」製作委員会
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) |独立行政法人日本芸術文化振興会
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