宇垣美里、古市憲寿スキャンダル

宇垣美里「セクハラは醜悪」古市憲寿と語った!『スキャンダル』公開記念イベント


映画情報どっとこむ ralph 本年度アカデミー賞®3部門でのノミネート、メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞を果たし、オスカー女優のシャーリーズ・セロンとニコール・キッドマン、さらにオスカーノミネート女優で最旬のマーゴット・ロビーというハリウッドの至宝3大女優の豪華競演でも話題の映画『スキャンダル』が、2月21日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開となります。

2016年、全米ニュース放送局で視聴率No.1を誇っていたFOXニュースを吹き飛ばした衝撃のスキャンダル。巨大権力に立ち向かった3人のキャスターたちの華麗なる戦いと逆転劇。セクハラ、パワハラ、トランプ政権の裏側など、まさに今、社会を揺るがす事実を描いた刺激的かつ意義深い話題作がいよいよ日本で公開を迎えます。

この度、公開に先駆けて公開記念イベントを実施。試写会後のトークショーに、アニメ&コスプレ好きを公言し、従来のアナウンサーイメージにとらわれず、独自の道を切り開き続けるフリーアナウンサーの宇垣美里さんと、歯に衣着せぬコメントが人気な社会学者の古市憲寿さんが登壇しました。映画の主人公たちと同様にテレビ局のアナウンサーとして活躍された経験を持つ宇垣さんと、様々な番組でコメンテーターを務めメディアの裏側を知る古市さんに、映画の魅力と日本でも昨今問題として取り上げられている“ハラスメント”についてお話いただきました。
宇垣美里、古市憲寿スキャンダル

『スキャンダル』公開記念イベント
日時:2月14日(金)
場所:ブロードメディアスタジオ試写室 
登壇:宇垣美里(フリーアナウンサー)、古市憲寿(社会学者)

映画情報どっとこむ ralph 本編上映後、イベントに登場したフリーアナウンサーの宇垣美里さんと社会学者の古市憲寿さん。
本作を観た感想について宇垣さんは「これがつい最近の2016年に起きたことだということ、それをアメリカはこのスピードで映画にできるんだということに驚きました。セクハラは醜悪なもので、私も映画で描かれていることは見覚えがあり、現実を諦めてしまう気持ちにもなりながらも映画の中の女性たちに共感し、声を上げる勇気に、自分も頑張らないとと思いました。」と話し、古市さんは「一番得なのは自分は黙っていて誰かが声を上げてくれること。自分から声を上げるのは大変なことです。映画に登場する女性たちも、セクハラを告発した後も新しいキャリアを確立させていてスカッとしました。」と話しました。
そして、実際に起こったスキャンダルを、会社名や登場人物の実名をそのまま忠実に描いた本作について「日本とアメリカではアナウンサー、キャスターに求められる像が違うように思いました。日本のアナウンサーは強すぎず、派手すぎず、セクシーすぎず、ニュースを伝えるにあたってノイズにならないのが一番大事だと思って局アナウンサー時代は働いていました。この映画で描かれているような権力構造、こういったことは日本でもいろんなところであると思います。社会人であれば一度はそういう経験がある人が多いんじゃないでしょうか。」と自身の見解を明かし、古市さんも「現在進行形で日本でも起こっていますよね。サラリーマンの方が夜家に帰ってきてみるニュース番組のキャスターは大体女性だし、自分の意見を言う人ではなくて、ただニュースを伝えてくれる綺麗な人を求めてる。減ったとはいえまだまだ正直セクハラはありますよね。リベラルとされているメディアでもパワハラがありふれているのを知っているし、ショックなのはこの映画を観てあまりショックを受けず、これってよくあることだよねって思っちゃう人が日本には多いのかなと思ってしまいました。」とコメント。

本作では世代やポジションの違う三人の女性キャスターたちが登場し、マーゴット・ロビー演じる若手キャスターはトップキャスターであるシャーリーズ・セロンやニコール・キッドマンの演じる先輩キャスターのように活躍することに憧れ、その為の努力や苦労も描かれています。テレビ局のアナウンサーだった宇垣さんは「私は枡田絵理奈アナウンサーに憧れていました。枡田さんから、『アナウンサーは100準備しても1伝わるかどうか。それでも準備できるかどうかが大事。自分が映らなくても番組が円滑に進んで他の出演者さんがやりやすいと思ってもらえたらそれがアナウンサーの仕事』と教わってきました。なので、マーゴット・ロビーが演じるケイラのようにトップを目指したい、たくさん映りたいという気持ちはありませんでした。映画の中のシーンにもありますが、セクハラを受けたことがある人、それを良くないことだと思っているならば、自分の後輩には同じ思いをさせないように声を上げることが大切だと思います。ラストシーンは涙してしまいました。」と、かつての自分の経験を振り返りながら映画の中のキャスターへ共感する思いを明かしました。古市さんも「パワハラとセクハラが同時に起こることは多いですよね。権力者が下の人たちを競わせる時、セクハラは起こりやすくなってします。さらに、セクハラを受けたけれどもそのおかげで恩恵を受けていた人が批判されることがあると思います。そもそもの仕組みが悪いのに、声を上げるとその女性がバッシングされてしまうリスクがあるなと思います。でもやっぱりその中で声を上げることが大事ですよね。」とセクハラの複雑な仕組みを分析しました。

日本でも連日のように取り上げられている「セクハラ」や「パワハラ」について、宇垣さんは「私は恵まれていてある程度発言権があったのですが、企業の一般職などに勤めている友人の話を聞くと、それ絶対セクハラじゃん、と思うことがたくさんあるんです。でもその組織の中にいる彼女がセクハラだって気づいてなくて。ハラスメントがまかり通っているなと思っていました。」と自身の周りのエピソードを明かしました。さらに古市さんも「どこにでもあると思います。でも当事者以外は告発すべきではないと思うんです。大学でジェンダーを研究している人やテレビ局員でもセクハラがある話は聞いたことがあります。ありふれていてもリスクを考えて口には出せない、権力関係を考えてしまう人が多くて男女の不合理な差が健在すると思っています。」と自身の見解を明かしました。
ハラスメントが起きてしまう社会について宇垣さんは「自分が権力があっても弱い立場の人たち、一人の人間であることを再認識する必要なあると思います。何かハラスメントになるのか常識を世間で作って、社会構造を新たに作っていくことが大事だと思います」と、その解決策を語り、古市さんも「基本的には当事者同士の問題。ハラスメントはいけないしすべきではないけど、第三者が糾弾をすることはバランスを変えてしまうと思います。みんなでちょっとずつ意識を変えて、ハラスメントをしても得しない仕組みを作っていく必要がある。スマホも普及して、記録・録音・録画もしやすくなったこともハラスメントを減らすことにつながるのではになるのではと思います。」とその解決に向けて、観客に呼びかけました。

本日2/14はバレンタインデー。「自分にいっぱいチョコ買いました。3つデパート回って、今しか買えないチョコをたくさん買いました。1日3つずつくらい大事に食べてます。並べて眺めてます」。と笑顔で語る宇垣さん。古市さんは「チョコレートは主食なので家に常に10キロ20キロあります。でも、わざわざ既製品を溶かして固め直すなんで、チョコレートを劣化させているだけ。手作りチョコってやめてほしいなと思ってるんですよね(笑)。素敵なチョコを買ってほしいです。」と、手作りチョコ文化に苦言を呈しました。
義理チョコがハラスメントだと禁止される会社の動きについて宇垣さんは「よくない?それでと思います。欲しかったら自分で買えばいいし、渡したい人が渡したい人にだけ渡したら良いと思います。」と自身の意見を話し、古市さんも「あげたい人があげればいい。禁止にしなくても自分で決めればいいと思います。」と賛同しました。
最後に、宇垣さんから「描かれているセクハラは醜悪で、だからこそ立ち向かっている女性たちの勇敢さはすべての人に刺さる話だと思います。セクハラに関係があると思っている人もないと思っている人も、ぜひ観てどうやって生きていこうか考えてみてほしいです。」、古市さんは「ちょっとでも生活に不満がある人、社会に対して何か言いたいことがある人は共感できることがあるはずなので、セクハラに関心がない人でもスカッとできる作品だと思います。」と、会場に向け呼びかけ、イベントは大盛況の中終了しました。

映画情報どっとこむ ralph 『スキャンダル』
原題:BOMBSHELL

<STORY>
密やかな爆弾は、彼女の「告白」で着火した――
全米最大テレビ局の、あの衝撃のスキャンダルの全貌が暴かれる!これは、実話。

2016年、アメリカで視聴率NO.1を誇るニュース放送局「FOXニュース」の元人気キャスターのグレッチェン・カールソンが、テレビ界の帝王として君臨していた同社CEOのロジャー・エイルズを提訴。そのスキャンダラスな報道にメディア界が揺れた――。
騒然とする局内。看板番組を背負う売れっ子キャスターのメーガン・ケリーは、上り詰めるまでの自身のキャリアの過程を振り返り心中穏やかではなくなっていた。一方、メインキャスターの座を狙う貪欲な若手のケイラ・ポスピシルは、ロジャーと対面する機会を得ていた――。       

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監督:ジェイ・ローチ 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
脚本:チャールズ・ランドルフ 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(アカデミー賞脚色賞受賞)
出演:
シャーリーズ・セロン 『モンスター』(アカデミー賞主演女優賞受賞)
ニコール・キッドマン 『めぐりあう時間たち』(アカデミー賞主演女優賞受賞)
マーゴット・ロビー 『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(アカデミー賞主演女優賞ノミネート)
ジョン・リスゴー 『愛と追憶の日々』(アカデミー賞助演男優賞ノミネート)
2019/アメリカ・カナダ/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/109分/字幕翻訳:松浦美奈
© Lions Gate Entertainment Inc.

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