なぜクリエーターはモトーラ世理奈を欲しがるのか・・「風の電話」×「恋恋豆花」クロストークライブ


映画情報どっとこむ ralph 2011年に、岩手県、大槌町在住のガーデンデザイナー・佐々木格氏が自宅の庭に設置した<風の電話>。

死別した従兄弟ともう一度話したいという思いから誕生したその電話は、「天国に繋がる電話」として人々に広まり、東日本大震災以降、3万人を超える人々が、この場所を訪れている。映画『風の電話』(公開中)は、この電話をモチーフにした初めての映像作品。現場の空気感まで切り取る諏訪敦彦監督ならではの手法によって、魂のこもった俳優たちの演技が胸を打つ感動作が誕生しました。

そして、台湾を舞台に描いたヒューマンドラマ『恋恋豆花』(2月22日公開)で監督を務めるのはベラルーシ、ウクライナ、モスクワなど世界を舞台に映画を撮り続けてきた今関あきよし。

この2作品の主演を務めるのは、今年注目の若手女優の中でダントツの個性を放つモトーラ世理奈。奇しくも1月、2月と連続して劇場公開されることを受け、諏訪敦彦監督(『風の電話』)、今関あきよし監督(『恋恋豆花』)による、モトーラ世理奈の魅力を中心に映画作りの世界を存分に語り合うイベントを行いました。

様々な年齢の男女がかけつけ、熱心に耳を傾けていました。それぞれの予告編を織り交ぜ行われたトークショーでは撮影中の本音トークも飛び出すなどして盛り上がりました。イベント後半には、モトーラ世理奈も参加し、両監督との撮影時の秘話も披露しました。

日時:2020年1月23日(火)
場所:Space&Cafeポレポレ坐
登壇:モトーラ世理奈、諏訪敦彦、今関あきよし

映画情報どっとこむ ralph モトーラ世理奈主演の映画が1月、2月と連続して劇場公開されることが決定し、諏訪敦彦監督(『風の電話』公開中)、今関あきよし監督(『恋恋豆花』2/22公開)によるモトーラ世理奈の魅力を中心に映画作りの世界を語り合うトークイベントが開催された。会場には幅広い年代の観客が来場し、両者の映像制作の話題に真剣に耳を傾けていた。

両作品で主演を務める、モトーラ世理奈へ話題が移ると、その魅力を各々の視点から語り合い、彼女の類い稀な存在が強調された。諏訪監督とは同世代でありながら、深い接点はなかったと語る今関監督だったが、『風の電話』に関して「本当に衝撃を受けた。彼女の初期の代表作になりうるだろう」と大絶賛。諏訪監督はオーディションの際には「モトーラさんでほぼ決まっていた」と語る。トークショー後半では現場に駆けつけたモトーラも参加し、撮影時の心境を語った。

『風の電話』でのモトーラを諏訪監督は「相手を感じてちゃんと芝居をすることができる人は、なかなかいない。すごく余裕があるというか、自分自身をオープンにできる。見てる人がいろいろ考え、感じてしまう、自由を観る人に与えてくれるところが素晴らしい。」と評価した。
一方『恋恋豆花』に関してはモトーラ自身が「(自分が)こんなにいろんな表情をしているんだって思った」と感想をこぼすほど素の自分に近い状態だったことが明かされた。『風の電話』とは正反対のキャラクターを演じていることに今関監督は「多才だし恵まれている。場所を吸収する役者。撮影の場に置くことで既に何かが始まってる」と個性を熱弁した。

トークの途中では、現在公開中の映画『猫、かえる Cat’s Home』の今尾偲監督も飛び入りで参加、主演3作品の監督とモトーラが肩を並べる場面もあった。モトーラは、映画『風の電話』で、実際の“風の電話”に行った時のエピソードとして、「撮影で行ったのですが、その時は自分が自分でないように感じた」と撮影時を振り返った。そして、今関監督は「3人の監督のうち誰が一番好き?」と聞き、「なんでそんなこと聞くんですか?」と赤面して戸惑うモトーラに諏訪監督が「自分の映画に出た俳優には、自分の映画が一番だと思って欲しいんですよ」と合いの手を入れ、会場は笑いに包まれた。
異なる印象の作品でも存在感を失わないモトーラ世理奈の魅力が存分に語られるイベントとなった。

映画情報どっとこむ ralph 『風の電話』 1月24日(金)より全国公開中

◆諏訪敦彦
『2/デュオ』(97)で長編監督デビュー。『M/OTHER』(99)で、第52回カンヌ国際映画祭の国際批評家連盟賞を審査員全員一致で受賞。『ライオンは今夜死ぬ』(17)など日本だけでなく、即興演出のアーティストとしてフランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている。その他の監督作に『M/OTHER』(99)、『H story』(01)、『不完全なふたり』(05)、『ユキとニナ』(09)などがある。

『恋恋豆花』 2月22日(金)より新宿ケイズシネマほか全国順次公開


◆今関あきよし
高校生の頃から8mm映画の自主制作を始め、1979年に制作した『ORANGING’79』がオフシアター・フィルムフェスティバル’79(のちのPFF)で入賞を果たす。その後も自主制作で青春時代を過ごす少女の甘酸っぱさを繊細に描く作品を次々と送り出し、インディーズ界の雄のひとりとして注目を集める。1983年に『アイコ十六歳』でメジャーデビューを果たし、プロとなってからも少女の心を描いた作品を多数世に送り出している。その他の監督作に『グリーン・レクイエム』(88年)、『すももももも』(95年)、『タイム・リープ』(98年)、『『クレヴァニ、愛のトンネル』(14年)、『LAIKA/ライカ』(16年)などがある。

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