『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部

『アイニ向カッテ』高山康平監督が「活弁シネマ倶楽部」で自ら解き明かす“堕落論”とは


映画情報どっとこむ ralph 本日10月11日(金)21:00映画を語るWEB番組「活弁シネマ倶楽部」に、映画『アイニ向カッテ』を監督した高山康平監督がゲスト出演し、第13回大阪アジアン映画祭にて好評を博した本作について事細かに語り尽くした。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部
高山監督は、『くだらない くだらない この世界。』などをはじめ、多くの自主監督作品を手掛け、WEB CMやミュージックビデオなども手掛けている。本作が初の長編作品であり、劇場デビュー作。アルコール依存、過去の恋愛と現在の恋愛、肉親の病と、様々な事柄の中で、愛と依存の狭間で揺れる人間模様を見事に描き出した。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 物語の設定について高山監督は、現代の情報社会における“個人の意志の曖昧さ”を感じていたと切り出し「その時代に自分が見た情報とかに影響される中で、自分の意志といったものが決まっていく」と、自論を展開した。さらに、物語のモチーフになっている夢や依存というものについて「自分の頭の中で起こっている出来事なのに、完全に自分でコントロールできない領域。でも、その見た夢に左右される事がある。自分の意志の及ばないものに左右されて生きているなと。」と高山監督自身の実感を、意志の及ばないものに左右される主人公として物語に反映した経緯を語った。その上で、「最後に残る微かな意志っていったものを信じたい」と本作に込めた想いも明かした。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 さらに、高山監督は坂口安吾『堕落論』と絡めて、本作のキーポイントの一つでもある“アルコール依存”について語った。依存を自己責任として片付けるのではなく、社会や環境に影響された結果であるという自論を展開した上で「アルコール依存かもしれないけど、それでもやっぱ幸せになる権利はあるじゃんて思う。簡単に言うと、誰でも幸せになる権利があるってことを描きたかった」と本作の根本的なテーマに触れた。
『アイニ向カッテ』高山康平監督_活弁シネマ倶楽部 また今回の劇場デビューを経て、さらなる飛躍が期待される高山監督の演技論や、影響を受けたもの、本作のパンフレットに施した仕掛けなど、様々な才能を持つ高山監督の片鱗が見られる内容になっている。



活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema


『アイニ向カッテ』

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あらすじ・・・
同郷の女・泰子と東京で同棲している漫画家・昭輔。泰子の献身的なサポートも虚しく筆は進まず、「一日3本まで!」と決めた酒の量は増え、次第に依存症へと堕ちていく。
昭輔は眠りにつくと、昔同棲していた女・佐和子の夢を見る。彼は佐和子を裏切り、泰子と二人で上京してきたのだった。そんな泰子との生活も破綻しかけてきた頃、母が危篤との連絡が入る。昭輔は故郷へと戻ることになるが……。

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監督 高山康平
出演 田中一平/向有美/出原美佳/坂口候一/皆川鈴夏

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