アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部

今泉力哉監督が自らの演出を語った!!活弁シネマ倶楽部が『アイネクライネナハトムジーク』で初の公開収録


映画情報どっとこむ ralph 映画『アイネクライネナハトムジーク』を監督した今泉力哉がWEB番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト出演し、豪華布陣で挑んだ話題作について語った。

活弁シネマ倶楽部は、映画監督をはじめとする業界人らがほぼノーカットで好き勝手に語り倒す、映画マニアが密かに集うWEB番組。番組初の公開収録にて実施された今回の作品は、伊坂幸太郎が原作、音楽を斉藤和義が務め、監督には『愛がなんだ』で話題を呼んだ今泉力哉、キャストには、三浦春馬×多部未華子をはじめ今をときめく豪華布陣で迎えた『アイネクライネナハトムジーク』について、なんと約90分の長尺で収録した。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部
番組冒頭から、企画経緯について事細かに振り返りながらのトークが連発する。本作の製作当初、伊坂幸太郎の“謎謙虚”があったと語る今泉は「(伊坂は)“今泉さんにお願いしたら、断られるんじゃないか?”と思っていたらしい。」「お会いしたときも、“今泉さん僕のとかやって大丈夫なんですか”とかいう謎な(やりとりがあった)(笑)」と2人の貴重なやり取りを明かした。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部 また、脚本作りについて、伊坂の小説は1つ1つの言葉の力が強いというトークになり、「小説で読むとめちゃくちゃ面白い台詞を、(登場人物の)全員に喋らせると、フィクション度が上がるなと思ってて、作り物っぽくなっちゃうというか。だから、ああいう台詞を(特定の登場人物に)集約させると、生っぽいいつもの自分の演出と、伊坂さんの言葉を喋る人を両立できるかもと思った。それを矢本(悠馬)さん筆頭に。」と原作小説の脚色について明かした。さらに「やっぱ、小説の豊かさが…。映像(化作品)が(既に)出てるから、映像化しやすいとか言われてるかもしれないけど、(伊坂の小説を読んでいて)映像化しやすいとか思ったことない(笑)。」と伊坂の作品に敬意を表し、それ故の難しさについて触れた。これに対して、MCを務めた映画評論家の森も「伊坂さんはキメ言葉みたいなものが多い。今泉さんと逆ですよね。決定的なことを(あえて)言わないような作り方してましたもんね」と分析した。

続けて、伊坂が書く“良い台詞”はそれだけである種の“強さ”を持っているため、あえてカメラは登場人物に寄って撮らなかったという演出上の工夫についても語り、「最近それを“ON・ON”っていうんですけど、良い台詞って普通に撮ってても1個乗る(ON)のに、それを寄って撮ったら、“ON・ON”って2つになっちゃって過剰になる。だから、良い部分はなるべくシンプルに。寄らないとか、なるべく動きながら言わせるとかしている。」と今泉監督ならではの表現で、演出上の絶妙なバランス感覚を説明した。
一方で、「裏話ですけど。」と切り出し、「森絵梨佳さんが、料理をよそりながら家族の良いことを言う、撮影時期でいうと前半のシーンを撮った後、めちゃくちゃサラッと撮れすぎて不安になっちゃって(笑)」と笑い混じりに明かし、OKを出した後も3日以上悩んでいたというエピソードも披露した。
アイネクライネナハジムトーク/活弁シネマ倶楽部 その後も今泉監督の演出についてトークは多岐に渡った。森から「ベタを嫌う男ですよね(笑)」とコメントされると、「ベタは本当にね…(笑)」と苦笑いつつ、自らの恩人の1人として石井裕也監督を挙げて「ベタができる強さが石井監督の強さだと思っていて、できるのは羨ましいって思う。」など他の監督と自分を比較しつつ、ベタな表現を避けつつどうやって映画の体温を高めていくかについて語った。

番組では、本作の音楽を手掛けた斉藤和義についてやロケ地でのエピソードなどを明かしつつ、公開収録ということで、視聴者からの質問に生で答えるコーナーもあり、本作のファンにとっては大満足の内容となっている。


活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
@katsuben_cinema

映画情報どっとこむ ralph 『アイネクライネハナジムトーク』

三浦春馬 x 多部未華子 アイネクライネナハトムジーク https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/

物語・・・
仙台駅前。大型ビジョンには、日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに沸く人々。そんな中、この時代に街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギターの弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部未華子)と目が合い思わず声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。二人の小さな出会いは、妻と娘に出て行かれ途方にくれる佐藤の上司(原田泰造)や、分不相応な美人妻(森絵梨佳)と可愛い娘を持つ佐藤の親友(矢本悠馬)、その娘の同級生家族、美人妻の友人で声しか知らない男に恋する美容師(貫地谷しほり)らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす。

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原作:伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」(幻冬舎文庫)
主題歌:斉藤和義「小さな夜」(スピードスターレコーズ)

監督:今泉力哉 『愛がなんだ』
脚本:鈴木謙一

出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造

配給・宣伝:ギャガ
(c)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
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