しい家族:ふくだももこ/活弁シネマ倶楽部

『おいしい家族』監督のふくだももこが、「活弁シネマ倶楽部」で1時間以上のたっぷりトーク


映画情報どっとこむ ralph 9月20日(金)より上映が開始される、松本穂香が主演を務める映画『おいしい家族』の監督・ふくだももこが、映画を語るWEB番組「活弁シネマ倶楽部」に登場。商業デビュー作にして、豪華キャストのもと贈りだした話題作についてディープなところまで余すことなく語られている。

本作は、全州国際映画祭や上海国際映画祭など、既に数々の映画祭で高く評価されており、人生の歩み方や家族の在り方についての常識を覆し、自由な自己肯定的な生き方を艶やかに描き出した作品。松本が扮する、物語の主人公・橙花は、母の三回忌で故郷に帰り、亡き妻の服を着て生活を送る父(板尾創路)の姿を目の当たりにする。唖然とする橙花に追い打ちをかけるように見知らぬ居候が登場し、一緒に食卓を囲む羽目になる。父が母になった本当の想いとは…。

番組中、ふくだ監督は構える様子もなく、常にざっくばらんな口調でトークを展開。
過去作や本作のキャスティングなどに触れたのち、現場での演技演出についての話になると
しい家族:ふくだももこ/活弁シネマ倶楽部 ふくだ監督:(キャストの人たちを)信頼していて、この人がこのセリフを言えば、その(役の)人の言葉になるだろう。役として、人物として立ち上がるだろうっていう確信があった。

と話し、自らも大きく関わってキャスティングしたという出演者達への信頼を吐露した。
さらに撮影現場について聞かれると

ふくだ監督:現場のことを思い出すと楽しかったことしか思い出せない。役者さんがその役に為ってくれさえすれば、台本に書いていないセリフを言おうが動きをしようが何でも良くって。アドリブもすごい一杯入っている。

とコメントし、役者の表現を尊重したことを明かした。今後は演技指導の腕を磨きたいと自らの力量についての謙遜も口にしたが、その上で

ふくだ監督:この現場は、(演技演出を)しなくてもいい環境にみんながいさせてくれた。

と感謝を含め、コメントしている。

しい家族:ふくだももこ/活弁シネマ倶楽部 そして番組では、第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど、文学家としての顔も持つふくだ監督の創作活動をする上での心境について語られる。小説を創作する上では、自分を追い込んで心を尖らせると語る一方で、今回の映画を撮る上では、

ふくだ監督:いい映画だったなって思ってもらえる映画にしたいと思っていたから、ユートピアを描くって決めていた。私だけが感じるんじゃなくて、見る人に感じてほしい。どの世代の人にもどの性別の人にも自分事として捉えられるように。

と、穏やかな心境で撮影を迎えたことを明かしている。

映画情報どっとこむ ralph また、この日MCを務めた映画ライターの折田さんより、以前本作の試写会にて上映前の挨拶での「今、隣にいる人に優しくしてあげられたら世界が変わる」という言葉が印象的だったと振られると

折田さん:自分を大切にして人にやさしくすることができれば世界はきっと良くなる。ちょっとでも、しんどいなって思っている人がいたとしたら、当たり前に手を差し伸べられる人間でありたいって自分は思う。

と試写会当時の言葉の真意について改めて語る。加えて、

折田さん:どうしようもなく自分が優しくされて生きてきたんだなという感覚がある。今まで、一瞬でも私に関わってくれた人たちが、とんでもなく優しくしてくれたから、こんなにも自己肯定力が高い。生きてるだけで、それだけで素晴らしいことだって思える。

と養子として現在の両親に迎えられた過去も回顧して、本作の核心にも繋がる言葉を口にした。

「生きてればそれでいい」という言葉は、本作の予告編でも使われている印象的なセリフでもあり、

「全子供が全親に言われたい言葉No.1だと思ってて。けど、言うの難しい。けど、それだけ言ってもらえたら何にだってなれるし、どんなしんどいことだって『だって生きてるだけでいいんやもん』って思える。

と、作品の根底にある監督の考えを語っている。
しい家族:ふくだももこ/活弁シネマ倶楽部
映画情報どっとこむ ralph ふくだももこ監督が出演した、「活弁シネマ倶楽部」では撮影が行われたロケ地についてや、映画監督としても小説家としても期待が集まる今後の活動についてもトークが盛り上がった。




「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター:
https://twitter.com/katsuben_cinema


今後の「活弁シネマ倶楽部」配信予定は下記の通りとのこと。
19日(木)20:00~
『帰れない二人』と『SHADOW/影武者』の中国映画二本立てを映画ジャーナリストの徐昊辰氏と森直人氏が語り尽くす
20日(金)20:00~
『葬式の名人』樋口尚文監督と森直人氏が、映画監督/映画評論家/CMプランナーの3つの顔を持つ樋口監督の実相に迫る
21日(土)時間未定
『タロウのバカ』大森立嗣監督と森直人氏が、脚本執筆当時の1995年を入り口にした作品論や大森監督のキャリアを語る

映画情報どっとこむ ralph 監督・脚本:ふくだももこ
1991 年 8 月 4 日生まれ、大阪府出身。監督、脚本を務めた卒業制作「グッバイ・マーザー」(13)がゆうばり国際映画祭 2014、第六回下北沢映画祭、湖畔の映画祭に入選。同年、映像産業振興機構(VIPO)による若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2015 に選出され、注目を集める。2016 年には執筆活動も開始し、すばる文学賞佳作を 25 歳にして受賞し小説家デビュー。ほか山戸結希企画・プロデュース映画『21 世紀の女の子』(19)、ドラマ「深夜のダメ恋図鑑」(ABC/18)にて監督を務めるなど映像、文学の両フィールドでその才能を如何なく発揮する新鋭作家。

映画情報どっとこむ ralph 映画『おいしい家族

2019年9月20日(金)全国公開

https://oishii-movie.jp/

主演は、日曜劇場「この世界の片隅に」(TBS/18)にてヒロインすず役を務め、2018年度「VOGUE JAPAN Women of the Year」 を受賞、今年度のJR SKISKI2018-19のメイン キャストを務める話題の若手女優・松本穂香。デビュー以降数々の映画・ドラマに出演し、女優としての実力はすでに折り紙付きの松本が本作で長編映画初主演をつとめる。
『おいしい家族』 松本演じる主人公・橙花は東京で働くキャリアウーマン。母の三回忌に実家の離島に帰ると、なぜか父・青治(せいじ)が母の服を着て生活していることを知る。びっくりする橙花を気にせず父は続けて「この人と家族になる」とお調子者の居候・和生(かずお)を紹介。状況をのみこめない橙花と、人の個性を受け入れるおおらかな島の住人達との暮らしを、ときにクスッと、ときにハートフルに描いた物語。橙花は父を始め、様々な価値観や個性をもった人たちに出会うことで、自分が考える常識から解き放たれ、次第にそれぞれの個性を受け入れると共に、自分らしく生きることの大切さに気付いていく。

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出演:松本穂香 板尾創路 浜野謙太 笠松将 モトーラ世理奈 三河悠冴 栁俊太郎 

監督・脚本:ふくだももこ 音楽:本多俊之
製作:新井重人 松井智 
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝 金井隆治 
プロデューサー:谷戸豊 清家優輝
アソシエイトプロデューサー:山野邊雅祥 撮影:高橋草太 
照明:山本浩資 録音:原川慎平 美術:大原清孝 
編集:宮島竜治 音楽プロデューサー:岡田こずえ 
宣伝プロデューサー:滝口彩香 衣裳:江森明日佳 
ヘアメイク:佐藤美和 VFX:野間実
音響効果:井上奈津子 助監督:古畑耕平 
制作担当:竹田和史  製作:日活/ハピネット
制作プロダクション:ファインエンターテイメント
企画・配給:日活  
(c)2019「おいしい家族」製作委員会
  

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