第23回日本映画批評家大賞授賞式の模様



第23回日本映画批評家大賞授賞式
映画批評家ならではの視点で選ばれる『日本映画批評家大賞』

発起人は、映画評論家の故 水野晴郎さんが、ニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞などに倣い、映画評論家のみを選考委員にむかえた映画賞です。

商業ベース抜きの本音で選ぶ映画賞です。

第23回も昨年に続き4月28日(月)シャングリ・ラホテル東京にて、大勢の映画人と映画ファン授賞式が開催されました。


最初に新人賞から(敬称略)

新人男優賞
(南俊子賞) 星野 源(「箱入り息子の恋」)
ホモなのか?で、映画紹介動画が切れていて場内爆笑。の中、登壇。

ありがとうございます。音楽もやっていますが、中学の頃からお芝居もやってきました。音楽の現場では役者さんといわれ。お芝居の現場では音楽本業なんでしょと言われ。。。こういう素晴らしい賞をいただけて、やっと、役者として認めていただけたかなと思います。
星野源
新人女優賞 本年は2名が選ばれています。


(小森和子賞)大原櫻子(「カノジョは嘘を愛しすぎてる」)
初の映画出演で、新人賞がいただけることは驚きと喜びを感じます。この賞を胸に日本女優として歌えて、踊れて、演じられるよう日々鍛錬してまいりたいと思います。色とりどりの私を見せていきます。

大原櫻子
(小森和子賞) 黒木 華(「草原の椅子」) の為 ビデオコメント
新人賞ありがとうございます。会場にいけないこと残念に思っています。これからも地道にがんばって行きます。

黒木-華

モエシャンドンのボトルとSTデュポンのパネルには受賞者がサインをしていきます。後日、日本映画批評家大賞ホームページにてチャリーティオークションをするそうです。
http://jmc-award.com/index.html
モエ・デュポン


新人監督賞 中野量太(「チチを撮りに」)
たぶん多くの皆さんがこの映画も私のことも知らないと思います。この作品完全に自主映画です。埼玉のスキップシティDシネマ国際映画祭で賞をいただいて、そこから一気に動き出して、劇場公開にたどり着き、そしてこの場にたどり着きました。映画は、凶悪な人が誰1人出てこない愛に溢れた映画です。
中野量太
新人監督賞 白石和彌(「凶悪」)
こう言う場に来れる映画だとは端から思っていなかったので。スタッフ、キャスト、映画を観ていただいたかたがたのおかげです。観ていただいた方には、昭和の匂いがするとか凶悪な人しか出てこないとか。。。新人らしくない言われますが今年で40歳ですので、次は中堅ぐらいとして、映画を撮って行きたいと思います。次はもう少しPOPなやつを。デモ少しだけ悪い人が出るような。
白石和彌
アニメーション部門

作品賞 「かぐや姫の物語」スタジオジブリ 西村プロデューサー
監督賞 高畑 勲(「かぐや姫の物語」)


西村プロデューサーが高畑監督の手紙を読み上げました。
かぐや姫の物語は、日本を代表するアニメーターと美術家たちが長期に渡って心血を注ぎ、他の前スタッフがそれを支えた結果できがったものです。私は、それが評価されたことに誇りを感じています。出資会社が財政的に支えてくれなければこの作品が世に出ることは絶対無かったともいます。すべてのスタッフに感謝します。この作品が日本のアニメーション映画の一歩への刺激となることを信じて。ありがとうございました。
スタジオジブリ-西村プロデューサー

功労賞
小島俊彦(「かぐや姫の物語」 他多数)

アニメーションの世界は天才が多いんですね。 絵を描く方、色彩、声、効果音。多くの天才が集まって創るのがアニメーションです。編集は命を吹き込まれたものを、切ったり、落としたりする作業です。若い頃は簡単に切れたんですが、キャリアを積むに連れ怖くなってます。「かぐや姫の物語」は僕の人生で一番切れなかった作品です。小島俊彦
伊藤克己(「キタキツネ物語」 他多数)
アニメ・実写沢山やらせていただきました。ここにいらっしゃる皆さんのおかげとスタッフ26人の代表で今日は受賞できました。伊藤克己

ドキュメンタリー作品賞:「オース!バタヤン」
山川雅彦、プロデューサー 
日本の音楽界でレジェンドと言えば田端義夫さんだと思います。音楽ドキュメンタリー映画の伝説になるように、この受賞はその第一歩だと思っています。山川雅彦、プロデューサー  宮田紗穂里 田端義夫さん長女
素晴らしい賞ありがとうございます。7年と言う長い時間をかけ、父の遺作ともいえる作品となりました。宮田紗穂里 田端義夫さん長女

編集賞:井上秀明(「青木ヶ原」)
ドキュメンタリーが主で、映画を編集することは少ないのですが、コンテのないものを繋いでいる技術が買われたのかなと思います。監督もこの賞喜んでいました。井上秀明

ゴールデン・グローリー賞は、日本映画を支えてきた俳優に与えられる賞です。

(水野晴郎賞) 加賀まりこ
つい先だって、田中絹代賞を頂き、今回この様な賞をいただくと。。もう死期が近いのかなーと思ってしまいます。皆さんにはとんがったイメージをもたれますが、作品のお役に立ちたいと思っているだけです。そして、これからもお役に立ちたいと思います。加賀まりこ
(水野晴郎賞) 吉行和子
私も随分長いことやってきたんですけど。結構地味な道のりだったと思いますが、映画が大好きで、話があれば喜んでやってきました。高齢化社会になってきまして、おかげさまで色々な高齢女性の役をいただくことができまして元気にやっております。吉行和子
(水野晴郎賞) ミッキー・カーチス
よかったね。ありがとうございます。映画に関しては現場が好きなんです。映画大好き。今年は芸能還暦。賞もらうようなタイプじゃないですがありがとうございます。ここに今日ここに居られるのも、去年胸に入れたペースメーカーのおかげです。これからも映画どんどんやってきます。ミッキー・カーチス
そしていよいよ、今年度の俳優賞!

助演女優賞 伊藤 蘭(「少年H」)
素晴らしい賞ありがとうございます。少年Hという映画は、日本の歴史の一部分を描いた作品です。とても私たちにとって意義のある作品だったと思います。その中で主人公の母親役と言う魅力的な役をやらせていただいてそれだけで十分幸せなところに、今回、映画を愛する評論家の方がたに選んでいただいて心から光栄に思っています。
伊藤-蘭 伊藤-蘭2
助演男優賞 リリー・フランキー(「凶悪」「そして父になる」)
素晴らしい賞光栄です。表彰式が始まってからずーっト考えていたことがあって。。。結局、星野源はホモなのか?(会場大爆笑)。星野(ホモじゃないです。役もホモじゃないです)。Vの使い方間違ってるよね。。
5年前にこちらで、新人賞を45歳でいただいて。ちょっと屈折した批評家の方たちに認められたということで、その後も少し映画に呼ばれるようになって。そしてまた、呼んでいただけたという事で少し恩返しできたかなと思います。ピエール瀧にではなくて私に賞をいただきまして本当にありがとうございました。
リリー・フランキー 水野晴郎を描くリリー・フランキーリリー・フランキーさんはパネルに水野先生の顔を描いてました。

主演女優賞 麻生久美子(「ばしゃ馬さんとビックマウス」)
暖かい賞ありがとうございます。素直に嬉しかったです。この作品の撮影の頃を思い出すと日々プレッシャーで凄く苦しくって。と言うのが私のシナリオライターの役は1次審査も受からない「自分に才能無いんじゃないかな」と思っているのですが頑張って書き続けるのですが、実は監督自身がモデルだったと聞いて監督が苦しんでいた頃を表現できるのか?プレッシャーがあって。そんなときに、監督に「夢がかなわない人の話を夢がかなった僕たちが創るんだから、刺し違える覚悟で臨まないといけない。」それが胸に刺さって。撮影幸せな時間でした。
麻生久美子受賞 麻生久美子
主演男優賞 松田龍平(「舟を編む」)
素晴らしい監督・スタッフ・キャストに囲まれて色々な影響を受けながらやってました。だから、こうやって賞をいただける実感がないというか。壇上に立つと嬉しいですけど。
もう次の作品もありますし、背中を押していただいたと思います。ありがとうございました。
松田龍平受賞 松田龍平2

監督賞 吉田恵輔(「ばしゃ馬さんとビックマウス」)
僕でいいのかなとも思いますが、本当はメチャメチャ欲しいです。この作品は3年間空いてまして、その間限りなくニートと言う職業だったんですけど。その間8本企画を書いて流れた経緯があって。この作品はバックステージ物なので、映画会社さんからは嫌われるものなので企画が成立し難いだろうと思ってました。お金を集めてくれて、麻生さん含めて素敵なキャストさんにも出ていただけ。その上賞までいただけるなんて、本当にわかんないものだなとおもいます。監督賞って、初めてなんですけど。カッコいいなと思って。これからもカッコイーもの創っていきます。
吉田恵輔 会場

作品賞 「舟を編む」
製作委員会を代表してテレビ東京映像事業部 五箇
石井監督は、次回作の準備がかきょうに入っていまして、登壇できませんでした。「舟を編む」と言う作品は辞書を造る人たちは、何十万と言う言葉を一つづつ集めて積み上げていく日々続けていくという。辞書をつくるのと映画を作るのは本質的に同じところがあるというのを実感しました。厳しい批評家の方々からの賞と言うことでスタッフ・キャストの励みになると思います。ありがとうございました。
アスミックエース

最後に日本映画界をささえてきた方に送られる賞

ダイヤモンド大賞 (淀川長治賞)有馬稲子
喉のポリープの手術で声の出ない有馬さんに代わり、MCが代読。
私は水の精ですよの台詞から始まり、映画70本、舞台200本。多くの台詞をやってきました。本当にありがとうございます。
有馬稲子 有馬稲子2


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