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本日21:00より映画『あの日々の話』にて監督を務めた玉田真也監督が、“映画を語る”WEB番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト出演。自身監督デビュー作となった本作。番組では、その撮影秘話を監督自らが語った。 MCは月永理絵さん。 ![]() 『あの日々の話』は、深田晃司、山内ケンジらに絶賛された“玉田企画”の舞台『あの 日々の話』を映画化しており、映画版には若手俳優の太賀と村上虹郎が出演している。 本作は「大学生のカラオケオール」をテーマに、絵変わりのしないワンシチュエーションで制作された、会話群像劇であり、若者たちの裏切りと騙し合いが繰り広げられる人間味溢れた一作となっている。 舞台版と映画版の違いについて 玉田監督:一番大きいのは“動線”。舞台だと二人でずっ と動かず会話劇をしていても場はもつけど、映画の場合、画変わりしないワンシチュエーションだと、それだけではもたない。舞台版と動きの演出は大きく変えました。 と話した。 また、今回ワンシチュエーションで常に絵変わりのしない作品作りとなっていることについて ![]() とこだわりをみせた。 物語の着想について自身の体験談も交えていると話し 玉田さん:(カラオケオールすると)必ず途中で後悔する。これは物語のなかでも同じで、朝カラオケボックスを出るときの会話などではリアルな大学生同士の会話を入れている。 と、自らの体験談を踏まえて、本作をリアリティに富んだドラマに仕上げたという経緯を語った。 そして、舞台の公演時より時代を越えても通用する作品作りについて 玉田さん:やっているや りとりが、嫌な同調圧力とか、集団でマウントとってくる感じとか、その核の部分はセリフでも芝居でも触れられてるはずだから、そこさえ明確にカメラに映せていれば、各時代に起こる、例えば#MeToo運動などがあるが、その問題の根源は人間関係だから、どの時代でも通用するはず。 ![]() 番組内では、本作の映画祭での反応や、玉田監督自身の今後についてなど深く掘り下げられ、たっぷりと語られている。 |
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「活弁シネマ倶楽部」は、 映画の制作陣がゲストに登場する貴重な番組であり、ネタバレの縛り もなく想いを吐き出せる場として制作側の支持が熱いそうだ。独自の目線で作品を 選定し紹介して いるため、まだまだ視聴者に知られていない作品やその内容について十分に語られていない作品にも出会えるチャンスかもしれない。 WEB 配信での特別番組だが、引き続き定期的に配信され、今後は生配信の可能性もあるとのことで、映画好きにとっては、必見の番組だ。 「活弁シネマ倶楽部」公式ツイッター: @katsuben_cinema |
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■『あの日々の話』■ https://anohibi.com/ 4月27日ユーロスペースほか全国順次公開 イントロダクション 「大学生のカラオケオール」という、陳腐とも言えるテーマを題材に、パワハラやマウンティング、世代間ギャップなど、人間社会の縮図を生々しく描き出していくワンシチュエーション会話群像劇。劇団「玉田企画」で 2016 年に初演され、2018 年に再演された同名舞台「あの日々の話」の映画版である。原作となった舞台は、深田晃司、山内ケンジ、前田司郎らに名だたる映画監督、演出家に絶賛され、今回、劇団「玉田企画」を主宰する玉田真也自らがメガホンを取った。 【原作・監督・脚本:玉田真也 プロフィール】 1986 年生まれ、石川県出身。大学在学中に演劇を始める。大学卒業後、2011 年に青年団演出部入団。2012 年、劇団「玉田企画」を旗揚げし、以降すべての作品で脚本・演出を担当。日常の中にある「変な空気」を精緻でリアルな口語体で再現する。観る者の、痛々しい思い出として封印している感覚をほじくり出し、その 「痛さ」を俯瞰して笑いに変える作風が特徴。 これまで担当した作品は、映画『シェアハウス』(脚本/監督: 内田英治、2016 年)、NHK「ちょいドラ/ロボカトー中島と花 沢さん」(脚本/2017 年)、現在放送中の T フジテレビ「JOKER x FACE」(脚本/2019 年)など。 本作で長編映画監督デビュー。自身の劇団「玉田企画」で好評を博した同名の舞台を原作に、自らの手で完全映画化した。 原作・監督・脚本:玉田真也 出演者:山科圭太 近藤強 木下崇祥 野田慈伸 前原瑞樹 森岡望 高田郁恵 菊池真琴 長井短 太賀 村上虹郎 |


