最上もがx東小雪 LGBTお茶の水女子大・課外セッション&『サタデーナイト・チャーチ』試写


映画情報どっとこむ ralph 無名監督と主演にもかかわらず、映画批評サイトRotten Tomatoesで満足度92% flesh(11月12日現在)をたたき出し、海外の映画祭で数々の観客賞や優秀賞(映画祭で18の賞にノミネートされ14受賞!)に輝いた注目作『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』がいよいよ2019年2月22日(金)より全国公開となります。

本作は、初監督・初脚本となるデイモン・カーダシスが、ボランティアを務めていた教会での実体験と綿密なリサーチをもとに、LGBTの人々が直面する厳しい現実や社会問題に焦点をあてたもので、実在するLGBTの人々のための支援プログラム“サタデー・チャーチ(土曜の教会)”を舞台に、若者たちの経験談をミュージカル風味で描いているのも見所のひとつとなっている本作。

このたび、公開直前に「多様性を包摂する」として 2020 年度の学部・大学院の入学者「トランスジェンダー」の学生を受け入れることを発表したお茶の水女子大学の学生が、共感し、学生主催で LGBTをテーマにした試写&ディベート・イベントを実施。

ゲストには、昨年TV番組でバイセクシュアルを告白したタレントの最上もがさんが登壇。MCには日本のLGBT活動家でもある元宝塚歌劇団花組の東小雪さんを迎えトークが繰り広げられ、「トランスジェンダー」の学生受け入れに向けて、認識と知識を深める第一歩目なイベントとなりました。


『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』お茶の水女子大・課外セッション
日付:2月19日
場所:お茶の水女子大
登壇:最上もが、女子学生3名
MC:東小雪

映画情報どっとこむ ralph お茶の水女子大では2020年度の学部・大学院の入学者に「トランスジェンダー」の学生を受け入れることを発表。これを受け、大学が居場所になるにはを考えていきたいとの思いから、映画研究会とOcha journalの学生主導で開催されたイベント。

最上さんの登場に、綺麗の声が漏れる学生さんたち。
挨拶の後、東さんのリードによるトークイベントがスタート。

バイセクシャルと気づいたのは?
最上さん:友達が彼氏を作りだしたころ、どっちもだと。高校の時に、女子クラスだったんですね。普通に女子同士のカップルもいても。がってやっぱりって言われて、でも差別ではなくて、やっぱりって。だから気にしたことなかったんですよね。自然でしたね。割と。

と話す最上さん。MC東さんによると統計的にはLGBTはクラスに2‐3人いてもおかしくない比率だそう。

本作では、敬謙なキリスト教徒の家族の中でのLGBT。居場所ということで頼るのがサタデーナイトチャーチ。最上さんの居場所を尋ねると、

最上さん:居場所はネトゲーですね。学校は嫌いで。小学校の時は中学デビュー、中学では高校デビューしようと思いましたが、失敗しまして。たどり着いたのがネットゲーム。そこでは人間らしくいられる。

と語る最上さんは、クリスマスも正月も、バレンタインデーもネットの中のイベントに参加。そこで過ごすと同じような人が多かったのだそう。こう話すそう最上さんですが、実際に何年もかけて仲良くなった人たちとオフ会で集まっていたと告白。気軽にあっては危ないと前置きして、

最上さん:僕は、ずっとやっていたので、かなり仲良くなってじゃないと会わなかったですけど。ぼくはおたく友達を確保できたので。。リアルにオフ会とか今はやっています。

と、ネット内だけでなくリアルにも癒される繋がりになっているそう。

映画情報どっとこむ ralph 題名にもなっている『サタデーナイトチャーチ』
MCの東さんによると、有色人種でLGBTだとWマイノリティーとなって、生きずらいそう。そんな中でサタデーナイトチャーチは拠り所となっているそうで、
東さん:土曜日だけ開放していて居場所やご飯を提供する。いざという時の社会福祉を担っています。この映画では、そんなきめ細やかな社会福祉も描かれています。監督は白人のLGBTは認知されてきているけれども、有色人種のLGBTはまだまだ。だから取り上げたい。と言っていました。

と、話す。

アイドルを辞めて、バイセクシャルを公表して、今最上さんは自分らしくなってきた?
最上さん:実は、今のほうが生きづらいです、なんだかんだ楽だったんです。先のこと考えてなかったし。今は、この先どうやって何がしたいのか?真剣に考えないといけない。仕事って人と向き合わなきゃいけない。会わずにすむなら家にいたいのですけど・・・。

と実際、最上さんはマネージャーすら同行しないで、メイクさんと現場入りするのだと明かすも、人と向き合うのは必要と強調。

映画情報どっとこむ ralph そして、大学生からの質問を受けるコーナーでは、

Q:居場所はどこでしたか?

最上さん:僕はネトゲー!

東さん:私は居場所がなかった。市の教育センターで、不登校の子たちが集まっていて。そこかな。女性が好きなのは高校生のころに気付いて。でも言っちゃいけないと思っていて。親にも言えないなと。。で、宝塚を退団して、公表していきたい時期があってカミングアウトしました。ですから20代後半から居場所ができました。

と、お二人とも居場所を見つけているご様子。


Q:学校でカミングアウトしたら、家に言われて大惨事に。カミングアウトしたほうが良いですか?家族と社会に対して

最上さん:むずかしい・・・僕はカミングアウトしたら、変な風にマスコミで書かれた!恋愛禁止じゃないしファンの人を泣かしちゃいけないから言わなかっただけで。ファンの子からお手紙で、同性愛者だというのがあって、もがちゃんは?ってお悩み手紙で。それをブログでお返事していて、だから、自然体だったので意外と知られていたのですが。
と話す最上さんは、マスコミの取り上げ方、切り取り方の問題を指摘。

東さん::カミングアウトは安全性もあるので相談できる人がいるのか?見極めてほしい。その後でカミングアウトしてほしいです。周りの状況は大人がもっと考えないとと思います。支える側がしっかりしていかないといけないなと。

最上さん:同性同士。異性同志。何が違うんだろう。恋愛はつらい時はつらいし、汚い時は汚い。異性同士でもいじめもあるし、そんな偏見必要あります?自然。おかしいと、思われるのはイラっとしました。、


Q:日本でも特例法でトランスジェンダーも入学できるようになります。女子大も男性。もやもやを解消していくには?

最上さん:今、僕は毎日違う人と合ってる。正直その場その場で接すればいい。普通に、相性が良ければ寄っていけばいいし。同情するのは失礼だと思う。普通にしていれば、そのほうが人生楽しい。

東さん:見た目が違うからは・・会う人もいるしいない人もいる。戸惑っても仕方がないけど、肌感覚で分からなかったこともある。その人がどういう人なのか。困ったなと思うことがあるかも知れない。それでも、かかわっていけば。断じてしまうことが人の尊厳を傷つける。もやもやと向き合うのが、必要かと思います。

とし、フォトセッションでイベントを締めました。

映画情報どっとこむ ralph 『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』
原題:Saturday Church

公式サイト:
saturday-church.com

主人公に訪れる<家族との不和>や<恋愛の高揚感>、<未来への不安>や<自分自身との闘い>は、セクシュアル・マイノリティに限らず、誰もが共感できるドラマとなっており、花びら舞うニューヨークで主人公が歓喜の表情で歌う姿は、人生の新たな一歩を踏み出したい全ての人に勇気と感動を与える美しい一場面となっています。


映画情報どっとこむ ralph 記者後記:

今回、学生さんたちと一緒に試写もさせていただきました!

オフオフブロードウェーのミュージカルを観劇して、あの作品よかったよね!
って、言いたくなるような雰囲気を持つ映画。

内容そのものは重めですが、とってもライトにまとめています。

先ずLGBTへの偏見をなくすためにも、本作を足掛かりにするのも良いかなと。

そして、最上さんが言っていたように、『普通に、相性が良ければ寄っていけばいいし。同情するのは失礼だと思う。普通にしていれば。』が一番かと。受け入れようと構えた瞬間に、それは偏見になってしまうから。

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監督・脚本:デイモン・カーダシス
出演:ルカ・カイン、マーゴット・ビンガム、レジーナ・テイラー、MJ・ロドリゲス、インドゥヤ・ムーア
2017年/アメリカ/カラー/スコープ/82分/5.1ch/英語/日本語字幕:川又勝利 
配給:キノフィルムズ/レーティング:PG12
©2016 Saturday Church Holding LLC ALL rights reserved.

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