『私の男』完成披露試写会


理屈を超えた禁断の愛を描き、2008年に直木賞を受賞した桜庭一樹によるベストセラー小説

『私の男』

映像課不可能と言われてきた本作が人間の心の機微を美しい映像に乗せて深く丁寧に描き、国内外で高く評価される熊切和嘉監督の手により映画として、6月14日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開されます。

そして、この度マスコミ向けの完成披露試写会にて、熊切和嘉監督と原作者の桜庭一樹さんが登壇し舞台挨拶を行いました。

『私の男』マスコミ向けの完成披露試写会 熊切和嘉監督と原作者の桜庭一樹
『私の男』マスコミ向けの完成披露試写会
熊切和嘉監督と原作者の桜庭一樹
丸1年かけて完成された本作について監督は「感慨深いです」。桜庭さんは「映画をきっかけに原作を読んでくれる方もいるのでとても嬉しく思います」と挨拶されました。

監督が原作と出会ったのは、2010年。『海炭市叙景』を撮り終わった後に原作を手に取り、「映画で人間を描く上で避けて通れない気がして、次に撮るならこれだと思った」と映画化の背景を語りました。

桜庭さんは、「元々映画が好きで、ぴあフィルムフェステイバルで受賞された同世代の方で、自分の思い入れの強い監督が撮ってくれると聞いて、とても嬉しく思いました」と喜びを口にした。

主人公、淳悟と花に扮するのは、浅野忠信さんと二階堂ふみさん。監督は二人のキャスティングについて

「浅野さんをイメージして原作を読んでいました。淳悟の底知れぬ空虚感は浅野さんしかできないと思いました。二階堂さんは別作品のオーディションで会った時に『花がいる』と思いました」と。

桜庭さんは「原作が発売された時も、淳悟のイメージとして浅野さんの名前があがっていた。特徴のないのが花。普通に見えて、どこか計り知れない難しい役を二階堂さんは演じてくれました」と、キャスティングにも大満足な様子でした。

私の男
撮影は、いつ流氷がくるかが分からないため、「毎日、流氷の情報を確認していました。奇跡的なタイミングで撮影ができました」と、本作の見どころの一つとなるシーンを振り返る監督。紋別の撮影現場には桜庭さんも訪問し、「流氷からカメラマンが落ちたんです。ベテランのスタッフさんが『カメラが先だ!』とおっしゃられて、その後に『カメラを先に上げた方がおまえを助けやすいんだ』と説明されていた」と笑い交えて、撮影時の秘話を語っておられました。

最後に、桜庭さんは「原作は主人公たちに感情移入できるように書きましたが、映画は俯瞰で二人を見ています。テーマが同じ中でアプローチの違いがあるのが面白い。原作も映画も両方楽しんでもらいたい」と本作をアピールし、熊切監督は「11本目の長編作品。今できることを全て追求しました。体感してください」と語られました。

映画『私の男』

6月14日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショーです!

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映画『私の男』

冬のオホーツク海、純白の流氷の上で起きた殺人事件。
暗い北の海から逃げるように出て行く父娘は互いに深い喪失と、ふたりだけの濃厚な秘密を抱えていた…。10歳で孤児となった少女・花は、遠縁にあたる淳悟に引き取られる。孤独だったふたりは、北海道紋別の田舎町で寄り添うように生活を送っていた…。理屈を超えた禁断の愛のかたち。
オホーツク海の流氷が魅せる一大スペクタクル。その刺激的なテーマと極限的な舞台設定から、映像化不可能と言われた桜庭一樹による40万部超のベストセラー小説『私の男』。第138回直木賞を受賞した本作の映画化が、タイミングが違えば決して実現することのなかった”運命”のキャストによって遂に実現。北海道の壮大な風景を舞台に、2014年、観客の心を激しく揺さぶる日本映画の至宝というべき最高の一本が誕生した。

監督:熊切和嘉
原作:「私の男」(桜庭一樹/文春文庫刊)
出演:浅野忠信、二階堂ふみ、高良健吾、藤 竜也 
(C)2014「私の男」製作委員会
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