テーマは女の本音『パリ、ただよう花』トークイベント


パリ、北京ふたつの都市で居場所を求めてさまよう女を描き、大きな反響を呼んでいる

パリ、ただよう花映画『パリ、ただよう花』

本作の公開記念イベントが、1月13日(月・祝)、15日(水)の二日間にわたり開催されました。

テーマはズバリ「女の本音」!!セックスとは?愛とは?結婚とは?

今回、著書『女子をこじらせて』や『ずっと独身でいるつもり?』で全国の女子に勇気を与え続けている雨宮まみさん、WEBサイトmessyなどで執筆しているgojoさんとQUOTATION MAGAZINE WEBで映画レビューを執筆しているUMMMI.さんなど、3名の女子ライターによる赤裸々なトークイベントです。

■【第一夜】ゲスト:雨宮まみさん 1/13(月・祝)@アップリンクX

この世に愛は存在しないのか?!「それを断言しちゃったら不幸な女確定じゃないですか!」(雨宮まみ)

パリ、ただよう花 雨宮さん
主人公、花(ホア)の恋愛に対して雨宮さんは「トキメキや盛り上がる恋愛と日常や平和な幸せが両立出来ればいいけど、実際できない人も多い。“心の平和を手に入れるには、どこかで諦めなければいけない”ってことに世の中なっていますよね。“何も刺激はないけれど、これが幸せ”という。ホアはこれが幸せだということを信じることが出来ないからこういう生活を続けるしかないんですよね。

元彼に求婚された時も、普通だったらそこでハッピーエンドになるのかもしれないけど、ホアには、絶望感というか、“ああ、ここで私の人生が終わる”みたいな感じしかしなくて…“愛”と“安定”が彼女の中では別物なんでしょうね」と語った。

また「愛は心についた傷のようなもので、時がたてば傷は消える。つまり愛なんて存在しないこと」というロウ・イエ監督の意見を受けて雨宮さんは「ホアたちは傷付け合うごっこをしていて、それが愛だと盛り上がるゲームをしているだけ。例えば愛とかセックスの盛り上がりってその瞬間にしかなくて、持続することがない。ただそれを断言しちゃうと、もう不幸な女確定じゃないですか!(笑)それでは幸せになれないよねと思われても仕方ない。でも、うすうす気づいてしまっている部分もあるんですよね。ただそれを信じたくないし、できればそうでない幸せがどっかにあってほしいと思っているけど」と発言。

会場のみなさまからも質問が飛び交い、「愛」と「幸せ」についての深いトークが繰り広げられました!

<ゲスト・プロフィール>
雨宮まみ:ライター。性や恋愛、自意識などをテーマに数多くの媒体で執筆中。主な著書に『女子をこじらせて』、『だって、女子だもん!!』(ともにポット出版)『ずっと独身でいるつもり?』(ベストセラーズ)など。

【第二夜】ゲスト:gojoさん、UMMMI.さん 
聞き手:浅井隆(アップリンク社長)1/15(水)@アップリンクX

『パリ、ただよう花』gojo×ummmi.
第二夜のゲストは、WEBサイトmessyや自身のサイト「gojo」にて映画日記を執筆しているライターのgojoさんとQUOTATION MAGAZINE WEBで映画レビューを執筆し、映像作家でもあるUMMMI.さんの女子ライター2人。

主人公・ホアに共感できるか?との問いに
UMMMI.さんは、「ロウ・イエ監督の作品はいつもそうですが、ホアもずっと何かを探している。でも、求めるものが見つかるまで何年間も誰ともセックスしないのは不可能じゃないですか。モラルとかじゃなく、いつか100%の人が現れた時、こんなことしてちゃダメだ!という意識が働くから共感は出来ないけど、自分のもう一つの人生として花を愛する事が出来る」と発言。

Gojoさんは「花がマチューに出会い、半ば暴力的で強引なセックスを強要されて、その後普通に付き合うなんて理解出来ないけど、それでもそれがいけないとか間違っているという事をこの映画は全く言ってない。それがすごいと思う」と述べた。

ほか「ホアの行動はアバンチュールか?」「結婚(安定)は退屈か?」など会場からはたくさんの感想・意見が飛び交うなど終始アットホーム菜雰囲気でのイベントとなりました

<ゲスト・プロフィール>
gojo:1979年生まれ大阪出身、立教大学社会学部社会学科卒。2005年より自身のサイト「gojo」にて映画日記を執筆、2010年には蓮實重彦、黒沢清『東京から 現代アメリカ映画談議』(青土社)の出版記念トークイベントにてインタビュアーをつとめた。「森崎東党宣言!」(インスクリプト)に寄稿。gojogojo.comで映画日記を更新中。

UMMMI.:ライター/映像作家。 主にQUOTATION MAGAZINE WEBで映画レビュー、展覧会レビューを執筆。ジェンダーや個人史、境界線をテーマに映像と文章をメディアとして作品制作をしている。過去にイメージフォーラムフェスティバル2011ヤングパースペクティブ入選、オールピスト東京2013入選など ( http://aph.jp/?ummmi )

因みにgojoさん、UMMMI.さんによる『パリ、ただよう花』レビューはこちら。

【messy】恋愛でも結婚のためでもなく、ただようだけのセックス(text : gojo)
http://mess-y.com/archives/5105
彼女は、ただ、パリや北京をただよい、生きているだけなのだ。そしてホアは、そんなことを繰り返しても心の穴は埋まらないし、自分を消耗するだけだとわかって見切りを付けられる、冷静な女でもある。それって、世の大半の女も一緒じゃないだろうか(中には、そんな器用に見切りをつけられず、ずるずる穴を広げる一方の女ももちろんいるだろうが)。それを男たちがあばずれと呼ぶなら、それでも構わない。

【QUOTATION】映画「パリ、ただよう花」 レビュー
http://quotationmagazine.jp/column/post-5890
とにかくこの映画に出てくる女も男もみんな最低だ。最低な人間としか情熱的な愛は成立しないのかと思ってしまうほどだ。しかしあまりにも病的に本気の情事なため、あらゆる行為に理由はいらないのかもしれないという想いが同時に込み上げてきそうにもなってしまう。

映画『パリ、ただよう花』は渋谷アップリンク、新宿K’s cinema、他にて公開中。

★公式HP→ http://www.uplink.co.jp/hana/
★公式FB→ https://www.facebook.com/HANAmovieJP
★公式TW→ https://twitter.com/HANAmovieJP




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『パリ、ただよう花』

北京、二つの都市で居場所を求めてさまよう女の「愛の問題」を描く、ロウ・イエ版『ラストタンゴ・イン・パリ』

北京からパリにやってきたばかりの若い教師、花(ホア)。なじみのない街で彼女は様々な男と体を重ね、自分の狭いアパートと大学の間、かつての恋人たちとフランスで新たに出会った人々の間を漂う。ある日、建設工のマチューという男と出会う。一目で恋に落ちた二人は、激しく肉体を求め合う。お互い、秘密を抱えたまま…。異なる人種や文化、暴力と優しさ、愛とセックスのはざまで揺れ動くある女性の“愛の問題”を描く、本作をもって5年間の中国国内での映画製作の禁止が解かれたロウ・イエ版『ラストタンゴ・イン・パリ』

■監督、脚本:ロウ・イエ 
■脚本:リウ・ジエ 
■撮影:ユー・リクウァイ
■出演:コリーヌ・ヤン、タハール・ラヒム
■配給・宣伝:アップリンク(仏・中国/2010年/105分)
2013年12月21日(土)より、渋谷アップリンク、新宿K’s cinema、他にて絶賛上映中
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