町山智治、春日太一 MIFUNEを語った『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』トークイベント


映画情報どっとこむ ralph 本日5月6日(日)に映画『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』(5 月 12 日(土)公開)凱旋公開直前を記念して、トークイベントが実施されました。

アメリカ在住の映画評論家の町山智浩さんと日本在住の時代劇・映画史研究家の春日太一さんが登壇し、“世界のミフネ”ついて熱い激論が繰り広げられました!

『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』トークイベント
開催日時: 5 月 6 日(日)
開催場所: 有楽町スバル座
登壇:町山智治(映画評論家)、春日太一(時代劇・映画史研究家)


映画情報どっとこむ ralph 上映終了後、町山さんと春日さんが登壇。
町山さんから映画の感想を聞かれると

春日さん:三船敏 郎を知らない人が見た時に、コンパクトな時間で理解ができる入門編的な内容になっています。

と三船ファンだけでなく、新たに三船敏郎さんに興味を持った人にも見やすい作品であることを述べ、続けて

春日さん:取材をさせてもらっ た人がいる中で、亡くなってしまった方が三人もいる。三船敏郎も含め、ここに出てくる三船敏郎を語っている人たち自身もまた亡くなってしまっていることが、今後一つの貴重な証言資料と言うか映像資料なっているのかなと思います。

と本作に登場する土屋嘉男さん、中島春雄さん、夏木陽介さんらの死を悼み、しみじみと語りました。

三船敏郎さんの俳優魂について、

春日さん:三船敏郎は頑張っているところを見せたがらない人だった。何でこんなにも殺 陣ができるのか大きな謎があった。あまり明かされてないが、三船敏郎のいくつかのインタビューを調べていったら、 出てきた言葉がやはり黒澤明!黒澤明の要求がかなり厳しかったということがある。『隠し砦の三悪人』で三船敏郎は 馬の達人かと思うほどの演技を見せるが、実はこの時まで馬に乗ったことがない。馬上の殺陣という前代未聞のこと をやるが、あれが初めて。三船敏郎は何度も落馬して身体が満身創痍になり覚えた。ですから殺陣の流儀ではなく、 本当にに武将としてのトレーニングというのをやられていたらしく、ご本人が言っていたのが、これがどの時の傷か というのが言えるくらいだったとか。黒澤明の要求に答えるために、三船敏郎は傷つきながら技術を覚ていました。

と持論を語りました。


この秘話に

町山さん:え!!そうなの!?『隠し砦の三悪人』の馬あんなにすごいのに!?

と驚きを隠せない様子だった。 また

町山さん:ゴジラと三船ってすごく共通点がある!!世界が知っている日本と言ったらゴジラと三船。そして両方とも志村喬に可愛がられている。アンディ・サーキスっていうモーションキャプチャーアクターが、ゴジラのリメイクを撮った際、ゴジラの動きをつけている。彼がイメージとして何を元にしたのか聞かれ、三船敏郎だと答えた際の 「(ゴジラの動きは)侍である。ただその時代は終わってしまって、たった一人生き残った侍が去っていく姿なんだ。 という発言に、あっ!!と思ったのが、ゴジラシリーズは途中からゴジラが去っていく後ろ姿をすごく強調している ということ。ゴジラというのは、恐竜が全部滅んだ中で一匹だけはぐれてしまった怪獣の王として悪いやつを倒して去っていく。それが三船敏郎さんのイメージとすごく似ている。椿三十郎のラストシーンとか!!

と三船敏郎とゴジラ との不思議な共通点を熱く語った。

最後に・・・

町山さん:三船敏郎の侍としてのスッとした裏側にあるアイロニーというのも感じてもらいたい。

と締めくくり、 会場は大きな拍手に包まれた。

映画情報どっとこむ ralph 世界のミフネと称賛された男の半生とサムライスピリットを描くドキュメンタリー映画 『MIFUNE:THE LAST SAMURAI』 春日太一 三船の秘められた努力家の一面を語る! さらに町山智浩が“世界のミフネ”と“世界のゴジラ”の共通点を熱弁!!

映画『MIFUNE:THE LAST SAMURAI

5月12日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開

<Introduction>
スティーブン・スピルバーグやマーティン・スコセッシなど世界の巨匠に愛された唯一無二のサムライ俳優・三船敏郎。2016年にはハリウッド殿堂入りを果たすなど、今も世界中のファンの心を惹きつけ離さない“世界のミフネ”の波乱に満ちた生涯と映画人生に迫るドキュメンタリー映画。三船が出演した黒澤明監督『七人の侍』(1954年)、『蜘蛛巣城』(1957年)、『用心棒』 (1961年)、『赤ひげ』(1965年)、そして稲垣浩監督『宮本武蔵』(1954-56年)などに焦点を当て、家族、日本の映画関係者や俳優、海外の著名人たちのインタビューと貴重な映像資料とともに、その生涯と世界に影響を与えた「サムライ映画」の進化を明らかにする。

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監督・編集:スティーヴン・オカザキ 
ナレーター: EXILE AKIRA 
出演:
香川京子、司 葉子、土屋嘉男、加藤 武、八千草薫、夏木陽介、二木てるみ、野上照代、宇仁貫三、中島春雄、中島貞夫、佐藤忠男、明石 渉、三船史郎、黒澤久雄、スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、役所広司

企画:中沢敏明 白石統一郎 製作:田中 渉 河内 功 星野岳志 
プロデューサー:厨子健介 木藤幸江 スティーヴン・オカザキ 後藤太郎 コンサルティング・プロデュ―サー:三船力也 撮影:日名 透 石川泰之 音楽:ジェフリー・ウッド 
脚本:スティーヴン・オカザキ スチュアート・ガルブレイズ4世 
原案:松田美智子「サムライ 評伝 三船敏郎」(文藝春秋刊) 
協力:三船プロダクション 黒澤プロダクション 東京国立近代美術館フィルムセンター 江戸東京たてもの園
製作:セディックインターナショナル、電通、TOKYO MX、中央映画貿易
制作:C・A・L FARALLON FILMS
Ⓒ‟MIFUNE:THE LAST SAMURAI”Film Partners
写真ⒸTOHO CO.,LTD.
配給:HIGH BROW CINEMA

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