30日、第5回沖縄国際映画祭最終日。
コンベンションセンター・シアター1にて、

「クロージングセレモニー」

が行われ、各賞の発表が行われました。

このセレモニーでは「Laugh部門」「Peace部門」それぞれの長編作品の中から、日本全国より選ばれた「ファン審査員」と、上映に足を運ばれたお客さんの投票によって、両部門の「海人(うみんちゅ)賞グランプリ」がそれぞれ決定されます。

さらに様々な分野で国際的に活躍する審査委員によって審査が行われ、両部門を通じて1作品が審査員特別賞として「ゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)」が贈られます。

MCの藤井隆さん、木佐彩子さんが登場すると、割れんばかりの拍手が起こりセレモニーがスタート。

Closing_CeremonyTop

沖縄県の仲井眞弘多知事に代わり沖縄県文化観光スポーツ部部長である平田大一さん、北谷町副町長の神山正勝さん、実行委員会副会長である宜野湾市市長の佐喜眞淳さん、実行委員会副会長である沖縄観光コンベンションビューロー会長の安里繁信さんの挨拶の後、

「JIMOT CM COMPETITION」グランプリ発表では、実行委員会の吉崎圭一さんと宮川たま子が登壇。今回は全国から1000件を超える応募があり、2000人以上の人が関わっただけでなく、沖縄全41市町村のCM COMPETITIONも行われました。

その中から全国グランプリには大分県豊後高田市の持山弘太さんが受賞。

沖縄のグランプリには沖縄県糸満市の長田唯亜さんが選ばれました。

続いて“次世代を担う人材”を発掘するプロジェクト、クリエイターズ・ファクトリー受賞作品の紹介。最優秀ニュークリエイター賞には「おだやかな日常」プロデューサーの杉野希妃さん、男優賞に「Lucky Guy」のキム・ヒョンジュン、女優賞に「おだやかな日常」主演の杉野希妃さん、特別賞に「コーポにちにち草のくらし」監督・脚本の若井麻奈美さんが受賞しました。

クリエイターズ・ファクトリー受賞式の模様はこちら

審査員の奥山和由さんは「今年もクオリティの高い、素晴らしい作品が揃いました。250本という応募作品の中から討論して選んでいったスタッフは、大変な努力だったと思います。これからもさらに優秀な才能の開発していきたいと思います」と今年の感想と来年に向けての抱負を語ってくれました。

そしてコンペティション部門賞の発表。

まず「Laugh部門 海人賞グランプリ」

香港・中国作品でジャッキー・チェンさん監督・主演の「ライジング・ドラゴン」。残念ながらジャッキー・チェンは会場には来られませんでしたが、「本当に素晴らしい。自分の誕生日を前に素敵なプレゼントにもなりました。6年準備期間をかけ、1年かけて撮影したこの作品を、皆さんに気に入っていただけて嬉しいです。選んでくれてありがとう! 愛してます」というメッセージを送ってくれました。

続く「Peace部門 海人賞グランプリ」

台湾作品から「デビーの幸せな毎日」が選ばれ監督のフー・ティエンユーさんが登壇しました。フー・ティエンユーさんは「信じられない! 嬉しい!」と日本語で述べたあと、「2回目の参加ですが、1回目で沖縄が好きになり絶対また沖縄に来ると誓い、2回目で賞をいただけて幸せです」と語り、「ぜひ呼びたい」と主演女優のジェイド・チョウさんをステージへ呼び込みました。ジェイド・チョウさんは「感無量です。この幸せ探しの話が沖縄の皆さんにも伝わってとても嬉しいです」とのこと。

そしていよいよ「ゴールデンシーサー賞」の発表。

ここで審査委員長のジョエル・シュマッカーさん、審査員の桃井かおりさん、デーモン閣下、映画監督のクロード・ガニオンさんが登壇し、プレゼンターのジョエル・シュマッカーさんにより受賞作品が発表されました。

見事栄冠に輝いたのはPeace部門、インドからのエントリー作品

「バルフィ!」が輝きました。

プロデューサーのルチャ・パサックさんは「このような著名な審査員の方々に選んでいただき、この場に立つことが出来て光栄です。みんなに微笑みをもたらせたいと作った作品なので、日本で、沖縄でそれが伝わって嬉しいです」と嬉しさを隠しきれない様子。

また桃井かおりさんから、「Laughという意味で、大笑いさせてもらった作品のために新しい賞を作りました」ということで、スペシャルメンションとして、Laugh部門オーストラリア作品、P.J.ホーガン監督の「メンタル」が受賞しました。

受賞作品発表後、実行委員長である吉本興業の大﨑洋社長より「沖縄には“イチャリバチョーデーという言
葉があるそうです。“出会えば兄弟”という意味です。ということは、ここにいるみんなは兄弟と言うことです」という言葉に始まり、「感謝しています。もう終わりかと思うと寂しいけど、心より感謝しています。第5回を迎え、子供たちがいっぱい来てくれて、素晴らしいエンターテインメントを見て育ったその子供たちが大人になったとき、沖縄がエンターテインメントの島として立県できるよう、絶対にすると考えています。沖縄の方は協力すると言ってくれますが、吉本興業全員が思っているのは、沖縄の人たちが自分たちでこの映画祭を作った、そこに吉本が入っていると言ってもらえるようになって欲しい」と8日間を振り返って語りました。

そして「一番笑わせなくてはいけない僕ら吉本、そして芸人たちが一番いろいろ教わった気がします」という言葉でセレモニーを締めました。

http://oimf.jp/jp/live/
©2013沖縄国際映画祭 よしもとラフ&ピース

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